いくら頑張っても認められなかった20~30代を過ごした凡人の自分が、どのように42歳で上場企業の部長になったのか、年収1000万を目指すビジネスパーソンに向けて、等身大の経験と知恵を発信したいと思います。
凡人的戦略<コミュニケーション>
相手をわかった気にならない
人は、毎日同じではない。
だから、相手を分かったように気になるのは危険。
決めつけてはいけない。
会社で1on1ミーティングを実施すると、チームメンバーを分かったつもりになる瞬間がある。
相手の特性を見つけることができる瞬間。
「あなたはこんな才能があるよね。」
「あなたの強みはこれだね。」
これは、数学の問題を解いたときのような気持ち良さがある。
しかし、自分で日記を書いてみるとわかるのだが、自分の考えが日々変化しているのを発見する。
その時の状況、見たもの、聞いたもの、出会った人。
多くの因子によって自分の気持ちは変化する。
つまり、決めつけることはできない。
人は常に変化するし、人はとても複雑。
こういう人と決めつけて接すると、実は全然違う特性で大やけどするかも。
小説家の平野啓一郎さんは、小説を書くなかでたどり着いた「分人主義」という考え方を提唱している。
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「分人」は、対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格。
中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉える。
つまり、職場にいる自分、家庭の自分、友達といる自分、ダンスサークルの中の自分。その時々の相手やコミュニティに合わせて変化するそれぞれの自分を「分人」と呼び、すべての分人が“本当の自分”である。
人を理解することなんでできない。
その瞬間はできても、人は常に変わって行く。
その前提に立ったうえで、常に相手を理解する努力する必要がある。
相手をわかった気にならない
人は常に変化するし、人はとても複雑
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。