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今回は『サブカルサラリーマンになろう』についてレビューと要約の記事となります。
著者
赤羽雄二(あかば・ゆうじ)
音楽評論家。小説家。ラジオDJ。bayfm『9の音粋』月曜DJ。BS12『ザ・カセットテープ・ミュージック』出演。著書に『中森明菜の音楽1982-1991』『幸福な退職』『桑田佳祐論』『EPICソニーとその時代』『平成Jポップと令和歌謡』『恋するラジオ』『80年代音楽解体新書』『いとしのベースボールミュージック』『イントロの法則80s』『サザンオールスターズ1978-1985』『1984年の歌謡曲』『1979年の歌謡曲』など多数。
1. 本書の概要
『サブカルサラリーマンになろう』は、音楽評論家として活躍するスージー鈴木氏が、自身の経験をもとに、会社員でありながらサブカルチャーを追求する生き方を提案する一冊です。企業に勤めながら、好きなことを追求し、人生を豊かにする方法を、108のオリジナル格言と具体的なエピソードを交えて解説しています。
2. 本書の要約
本書は、会社員でありながら、自分の好きなこと、つまりサブカルチャーを追求する生き方を「サブカルサラリーマン」と定義し、その生き方を提案しています。著者のスージー鈴木氏は、長年会社員を経験しながらも、音楽評論家として活躍し、両立させてきた経験から、多くの気づきやノウハウを本書に凝縮しています。
本書では、以下の点が詳しく解説されています。
- サブカルサラリーマンになるメリット: 会社員としての安定した収入を得ながら、自分の好きなことを追求できること、人生をより豊かにできることなど、サブカルサラリーマンになるメリットが具体的に示されています。
- サブカルサラリーマンになるための考え方: 仕事と趣味を両立させるための考え方や、会社の中で自分の好きなことを活かす方法などが紹介されています。
- 具体的な行動指針: 108のオリジナル格言を通して、具体的な行動指針が示されています。例えば、「二枚目の名刺を持つ」「出世しても『出世の魔力』に負けない」など、読者の行動を促すような言葉が盛り込まれています。
- 会社員とサブカルの両立のヒント: 著者の自身の経験に基づいたエピソードや、他のサブカル好きの会社員たちの事例が紹介されています。
3.印象に残ったポイント
- 年齢が1年の中で何月何日かを知る。
自分の一生を1年として、現在が何月何日かを計算する、そして残された時間を、しっかり確認する。 - 「時間力」を身につけよう。
会社のビジネスって1日でも遅れると限りなく0点になるもの。だとしたら1日遅れの100点よりも、〆切を守った65点の方が選ばれます。ということはつまり「時間力」とは、〆切の逼迫度によって、100点と65点の間で、何点を目標にするかを設定できる能力だと言い換えられる。 - 事務手続きを得意になる。
事務手続きで減点されないことで、自己保全につながります。「あいつ、変な身なりでダラダラしているけど、手続きだけはピシーっとやるね」という見え方は、実は、上司の受けがかなりいい。だから「ピシーっと」やっていると後ろ指を指されない。 - 出世しても「出世の魔力」に負けない。
「出世の魔力」、つまり出世すればするほど、自我が会社にからめとられ、いつのまにか完全な「会社人間」になってしまうという現象を引き起こす力。
出世は永遠ではありません。社長になれる人は一人。だとしたら、出世しながら「出世の魔力」から逃げよう逃げようと思っているくらいの方がいい。 - 「私」は「私たち」である。
この本で言いたかったことは、「私」は「私たち」であるべきだということ。言い換えると、「会社員としての私」だけを絶対化しない。
だって、そのほうが楽しそうでしょう?
4. 感想とレビュー
『サブカルサラリーマンになろう』は、単なる自己啓発本ではなく、著者自身の経験に基づいた実践的な内容が満載の一冊です。会社員として働きながら、自分の好きなことを諦めたくないと思っている人にとっては、まさに道しるべとなるでしょう。
本書の最大の魅力は、著者のユーモアあふれる語り口と、具体的なエピソードの数々です。読者は、まるで著者の経験を一緒に体験しているかのような感覚を味わうことができます。また、108のオリジナル格言は、どれも印象的で、よくある自己啓発本とは違い、サブカルサラリーマンだけでなく、仕事とプライベートを両立したい人の心に深く残ります。
本書を読むことで、読者は以下のようなことを得ることができます。
- 会社員でありながら、自分の好きなことを追求する勇気
- 仕事と趣味を両立させるための具体的な方法
- 人生をより豊かにするためのヒント
- 自分の可能性を広げるきっかけ
5. まとめ
『サブカルサラリーマンになろう』は、会社員として働きながら、自分の好きなことを諦めたくないと思っている人におすすめの一冊です。本書で紹介されている考え方や行動指針を参考にすれば、読者はきっと、より充実した人生を送ることができるでしょう。
本書を読んだあなたへ
- あなたは、会社員として働きながら、何か好きなことをしていますか?
- あなたは、自分の時間をもっと有効活用したいと思っていますか?
- あなたは、人生をもっと豊かにしたいと思っていますか?
もし、これらの問いに対して「はい」と答えたなら、『サブカルサラリーマンになろう』はあなたにとって、まさに求めていた一冊かもしれません。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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