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今回は『精神科医が見つけた 3つの幸福』についてレビューと要約の記事となります。
著者
樺沢紫苑
精神科医、作家。1965年北海道生まれ。91年、札幌医科大学医学部卒。同神経精神医学講座に入局。2004年から米国シカゴのイリノイ大学精神科に3年間留学。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立。「情報発信によるメンタル疾患の予防」をビジョンとし、YouTube(約40万人)、メールマガジンなど累計80万フォロワーに情報発信をしている。『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』『学びを結果に変えるアウトプット大全』など著書41冊、累計発行部数218万部。
1. 本書の概要
『精神科医が見つけた 3つの幸福』は、精神科医である樺沢紫苑氏が、最新の脳科学の知見に基づいて、幸福のメカニズムを解き明かした一冊です。幸福とは何か、どうすれば幸せになれるのかといった、誰もが一度は抱く疑問に対して、科学的な根拠に基づいた答えを示しています。
本書では、幸福を「セロトニン的幸福」「オキシトシン的幸福」「ドーパミン的幸福」という3つの要素に分類し、それぞれの幸福がどのような脳内物質によって生み出され、どのような効果をもたらすのかを詳しく解説しています。さらに、これらの幸福をバランスよく得るための具体的な方法も提案されており、読者はより幸福な人生を送るためのヒントを得ることができます。
2. 本書の要約
本書の核心は、幸福が単なる感情ではなく、脳内の化学物質によって生み出されるものであるという点です。具体的には、以下の3つの幸福が紹介されています。
- セロトニン的幸福: 心身が健康で安定した状態。規則正しい生活、運動、日光浴などがセロトニンの分泌を促します。
- オキシトシン的幸福: 人とのつながりや愛情によって得られる幸福感。感謝や信頼関係を築くことで、オキシトシンの分泌が促されます。
- ドーパミン的幸福: 目標達成や成功体験によって得られる幸福感。新しいことを始めたり、目標を達成したりすることで、ドーパミンの分泌が促されます。
これらの幸福は、それぞれが独立しているのではなく、相互に影響し合っています。例えば、健康な体でいること(セロトニン的幸福)は、人とのつながりを深め(オキシトシン的幸福)、新たな挑戦をするためのエネルギーを与えてくれます(ドーパミン的幸福)。
本書では、この3つの幸福を「幸せの三段重」と表現し、健康が土台となり、その上に人間関係、そして成功が積み重なっていくことを示しています。
3. 感想とレビュー
『精神科医が見つけた 3つの幸福』は、幸福を科学的に解き明かした画期的な一冊です。抽象的な概念とされてきた「幸福」を、具体的な脳内物質と結びつけることで、より身近で理解しやすいものにしてくれました。
本書の素晴らしい点は、幸福を得るための具体的な方法が提示されていることです。例えば、セロトニンを増やすために運動を習慣化したり、オキシトシンを増やすために感謝の気持ちを表現したり、といった具体的な行動が紹介されています。
また、本書は単に幸福について語るだけでなく、現代社会が抱える問題、例えば、SNS依存や孤独感などについても言及しています。これらの問題が、脳の働きにどのような影響を与えるのかを解説することで、読者はより深く自分自身と向き合うことができるでしょう。
4. まとめ
『精神科医が見つけた 3つの幸福』は、幸福を追求したいすべての人におすすめの一冊です。本書で紹介されている「幸せの三段重理論」は、私たちがより良い人生を送るための羅針盤となるでしょう。
本書を読めば、あなたは、幸福とは何かを深く理解し、自分にとっての本当の幸せを見つけることができるはずです。また、本書で紹介されている具体的な方法を実践することで、より幸福な毎日を送ることができるでしょう。
本書を読んだあなたへ
- あなたは、幸福とは何か考えたことがありますか?
- あなたは、毎日を幸せに過ごせていますか?
- あなたは、より幸福な人生を送りたいと思っていますか?
もし、これらの問いに対して「はい」と答えたなら、『精神科医が見つけた 3つの幸福』はあなたにとって、まさに求めていた一冊かもしれません。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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