【3分要約・読書メモ】『悪人正機』人生の迷いを解き放つ、吉本隆明の言葉

BOOKS-3分読書メモ-
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ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は『悪人正機』についてレビューと要約の記事となります。

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著者

吉本 隆明
1924(大正13)年、東京・月島生れ。2003(平成15)年、『夏目漱石を読む』で小林秀雄賞受賞。文学、社会、政治からテレビ、料理、ネコの世話まであらゆる事象を扱う「思想界の巨人」。主な著書に『吉本隆明全詩集』『共同幻想論』『ハイ・イメージ論』『なぜ、猫とつきあうのか』『日本人は思想したか』など。

糸井 重里
コピーライター。ほぼ日刊イトイ新聞、主宰。
作詞、ゲーム制作など、多岐にわたり活動。1998年6月に毎日更新のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは同サイトでの活動に全力を傾けている。最新刊に、早野龍五氏との共著『知ろうとすること。』(新潮文庫)『ぼくの好きなコロッケ。』(東京糸井重里事務所)などがある。

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1. 本書の概要

悪人正機』は、思想家・吉本隆明と作家・糸井重里による対話形式の書籍です。吉本隆明が、人生におけるさまざまな問いに対して、独特の視点とユーモアを交えて答えていきます。

「生きる」とは何か?「友達」とは何か?「仕事」とは何か?といった、誰もが一度は抱く疑問に対して、吉本隆明は常識を覆すような答えを提示します。彼の言葉は、読者に新たな視点を与え、固定観念にとらわれない自由な思考を促します。

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2. 本書の要約

本書では、吉本隆明が「生きる」「仕事」「人間関係」など、人生の根源的な問いに対して、独自の哲学を展開しています。

  • 人生に対する問い: 吉本隆明は、「生きる」ことの意味を、単に生きていくことだけでなく、様々な経験を通して成長することだと定義します。そして、人生には正解はなく、自分自身の価値観に基づいて生きていくことが重要だと説きます。
  • 人間関係に対する問い: 友情、家族、社会との関係など、人間関係に関する問いに対して、吉本隆明は、人間関係は固定的なものではなく、常に変化していくものであると指摘します。また、他人と比較することの無意味さや、孤独を恐れる必要がないことを説きます。
  • 社会に対する問い: 仕事、教育、社会構造など、社会に関する問いに対して、吉本隆明は、既存の価値観や常識を疑い、新しい視点から社会を見ることの大切さを説きます。

本書の特徴は、吉本隆明の言葉が、読者に深い思考を促すだけでなく、ユーモアあふれる表現で読者を惹きつける点にあります。彼の言葉は、読者に「なるほど」と思わせるだけでなく、心の奥底に響くような、普遍的な真理を含んでいます。

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3. 印象に残った言葉

  • あらゆる判断を「法律」に任せている時代はそれ以外の「基準」を考えるべき専門家がサボっている。どの辺までを正常にするという範囲をもっと拡げなければいけない。
  • 「労働は大切」と考える人達がいる。清貧の思想、遊び心は持たない。贅沢もしない。そんなことをしていたら、歴史の半分が面白くなくなる。
    生活=遊びのような「子供くらし」が理想
  • 正義が素晴らしいか?
    自分だけがストイックな方向に突き進むのが良いか?
    他人がそうじゃないことが気に食わなくなってくる。
    「清貧の思想」とかはダメ。
    自分ばかり正しいと思い込むのはよくない。
    遊んだり、オシャレをしたり、恋愛したりっていうことがなくなったら、人類の歴史のいいところはなくなる。
  • 戦争というのは、敵と鉄砲でドンパチ打ち合って戦闘するようなことじゃない。
    塹壕の中に土砂が落ちてきたとか、病気になって下痢続きとか、そんな風に戦死していった者のほうが多い。
  • ある事故のようなものに対応して、例外的なことを踏まえて完璧を期することは議論として成り立たない。
  • 10年やれば必ず一丁前になる。
    素質や才能とか天才など問題になってくるのは、一丁前になって以降。
    一丁前になる前だったら、素質も才能も関係ない。
    「やるかやらないか」
  • 情報の捉え方のコツ。
    「酸素と水素を見つければ水ができる」
    分析したい問題を水としたら、その要因・原因となる酸素と水素に当たる情報を見つける。
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4. 感想とレビュー

悪人正機』は、人生の迷いや悩みを抱えている人にとって、一つの指針となるような本です。吉本隆明の言葉は、読者に固定観念にとらわれない自由な思考を促し、自分自身で答えを見つけるためのヒントを与えてくれます。

本書の最も魅力的な点は、吉本隆明の言葉が、読者の心に深く刺さるような、普遍的な真理を含んでいる点です。例えば、「他人ってのは、自分が自分を考えているほど、君のことを考えているわけじゃないんだぜ」という言葉は、自己中心的な考えに陥りがちな私たちに、客観的な視点を与えてくれます。

また、本書は、単に哲学的な問いを投げかけるだけでなく、具体的なエピソードを交えながら、読者の理解を深めてくれます。彼の言葉は、難解な言葉で飾られているわけではなく、平易な言葉で書かれているため、誰でも気軽に読むことができます。

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5. まとめ

悪人正機』は、人生の様々な悩みや疑問に対して、新たな視点を与えてくれる一冊です。吉本隆明の言葉は、読者に勇気を与え、自分らしく生きるためのヒントを与えてくれます。

もしあなたが、人生の岐路に立っていたり、何か新しいことを始めたいと考えているなら、本書を読んでみることをおすすめします。本書は、あなたの人生を豊かにする一冊となるでしょう。

本書を読んだあなたへ

  • あなたは、人生のどのようなことに悩んでいますか?
  • あなたは、自分らしく生きていると感じていますか?
  • あなたは、新しいことに挑戦したいと思っていますか?

もし、これらの問いに対して「はい」と答えたなら、『悪人正機』はあなたにとって、まさに求めていた一冊かもしれません。

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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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