ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は『「迷わない心」のつくり方 』についてレビューと要約の記事となります。
1. 著者の紹介
稲盛和夫氏は、京セラ、KDDIという二つの大企業を創業し、日本航空(JAL)の再建を成功に導いた、日本を代表する経営者です。その経営哲学は「稲盛哲学」として多くの人々に影響を与え、経営者のみならず、人生に迷う人々への指針として、世界中で高く評価されています。
2. 本書の概要
『「迷わない心」のつくり方 』は、稲盛和夫氏が若者たちに向けて語った講演録をまとめたものです。人生の目的、困難の乗り越え方、思いの力など、稲盛哲学のエッセンスが詰まっています。特に、「思う」ことの重要性を強調し、いかにして迷わない心を育むかを説いています。羽賀翔一氏の漫画も収録されており、稲盛氏の言葉がより深く心に響く構成となっています。
3. 本書の要約
『「迷わない心」のつくり方 』は、稲盛和夫氏が若者たちに向けて語った、人生の指針となる4つのテーマを収録しています。
第1話:能力以上に「運命」を決めるもの
稲盛氏は、自身の経験を踏まえ、能力や才能よりも、心の持ち方や考え方が人生を大きく左右すると語ります。運命は偶然ではなく、自らの心のあり方が引き寄せるものであると説き、いかなる状況でも前向きな心を保つことの重要性を強調します。
第2話:感動のある人生を生きるために
人生を豊かにするためには、日々の出来事に感動する心を養うことが大切だと稲盛氏は語ります。些細なことにも感謝し、感動できる心を持つことで、人生はより深く、喜びに満ちたものになると説きます。
第3話:試練をどう乗り越えるか
人生には必ず試練が訪れます。稲盛氏は、試練を乗り越えるためには、困難から逃げずに立ち向かう勇気、そして決して諦めない強い意志が必要だと語ります。試練を乗り越えた先に、人間としての成長があると説きます。
第4話:君の思いは必ず実現する
稲盛氏は、「思う」ことの重要性を強調します。心に強く願えば、その思いは必ず実現すると説き、そのためには、常に前向きな思考を持ち、努力を続けることが大切だと語ります。
本書全体を通して、稲盛氏は、人生の目的は「心を高めること」にあると説いています。そのためには、常に感謝の気持ちを持ち、利他の心で行動すること、そして、どのような困難にも立ち向かう強い意志を持つことが重要だと語ります。
4. ここだけは押さえたい一文
「我々が生きていく中で、この『思う』ということほど、大きな力を持つものはないと私は信じています。」
『「迷わない心」のつくり方 』
人生の方程式
『「迷わない心」のつくり方 』
人生の結果=考え方×熱意×能力
「良い考え方」=「思いありのある考え方」
『「迷わない心」のつくり方 』
バカげて見える地味な仕事を続けることが、素晴らしい結果をつくる
『「迷わない心」のつくり方 』
継続は愚鈍な人を、名人、達人に変えていく
『「迷わない心」のつくり方 』
継続するための3つの秘訣
『「迷わない心」のつくり方 』
①仕事を救になる努力をする
②今日より明日、明日よりは明後日と創意工夫を重ね続ける
③些細なことにも喜びを見出す
心は放っておくと雑草が生い茂る
『「迷わない心」のつくり方 』
「新しき計画の成就は只不屈不撓の一身にあり、さらばひたむきに、ただ想え、気高く、強く、一筋に」中村天風
新しい計画を立てて成功させたい、つまり、自分が思っている『思い』を実現したいと思うのならば、不屈不撓の一心、つまり『どんなことがあっても決してあきらめない心』で、必死に努力をしなければなりません。他のことは何にも考えないで、自分はこうしたいという一点に『思い』を定めて、ひたむきに思い続けなさい。それも気高く強い心、つまり純粋で美しい心で、一直線に思い続けなさい。そうすれば成功しないものはない。
『「迷わない心」のつくり方 』
5. 感想とレビュー
『「迷わない心」のつくり方 』は、稲盛和夫氏の経営哲学のエッセンスが凝縮された一冊です。稲盛氏の言葉は、単なる成功哲学ではなく、人間としての生き方、心のあり方を説いています。特に、「思う」ことの重要性を強調し、いかにして迷わない心を育むかを説いている点は、多くの人の心に響くでしょう。
稲盛氏の言葉は、決して耳障りの良い言葉ではありません。しかし、その言葉の奥には、長年の経験から得られた深い洞察と、若者たちへの熱いメッセージが込められています。
人生に迷いを感じている人、困難に立ち向かう勇気が欲しい人、そして、より良い人生を送りたいと願うすべての人におすすめです。稲盛氏の言葉は、あなたの心を強く揺さぶり、人生を大きく変えるきっかけを与えてくれるでしょう。
また、羽賀翔一氏の漫画が収録されていることで、稲盛氏の言葉がより深く心に響きます。特に若い世代にとっては、漫画を通して稲盛哲学に触れることができるため、理解しやすいのではないでしょうか。
稲盛和夫氏の思想を学びたい人、人生の指針を求めている人にとって、必読の一冊と言えるでしょう。
6. まとめ
『「迷わない心」のつくり方 』は、稲盛和夫氏が若者たちに向けて語った、人生の指針となる4つのテーマを収録しています。稲盛氏は、心の持ち方、考え方、そして「思う」ことの重要性を強調し、いかにして迷わない心を育むかを説いています。
人生に迷いを感じている人、困難に立ち向かう勇気が欲しい人、そして、より良い人生を送りたいと願うすべての人におすすめです。稲盛氏の言葉は、あなたの心を強く揺さぶり、人生を大きく変えるきっかけを与えてくれるでしょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。
X(Twitter)、Threads、instagram、Blueskyもやっているので、もしよかったら覗いてください。