いくら頑張っても認められなかった20~30代を過ごした凡人の自分が、どのように42歳で上場企業の部長になったのか、年収1000万を目指すビジネスパーソンに向けて、等身大の経験と知恵を発信したいと思います。
凡人的戦略<マネジメント>
「雑談と相談=ザッソウ」が生産性を上げる
ビジネス上で、報告(ホウ)・連絡(レン)・相談(ソウ)が大事なのは、誰もが知っている。
その中でも、相談は重要。
報告・連絡は、アクションを管理する上で必要だが、アクションを起こす前の相談が意外に重要。
リーダーが考えたことを単純に実行するだけの組織であれば、報告・連絡だけで、マイクロマネジメントが機能するかもしれないが、リーダーの器以上に広がることはない。
相談をされると、自分が想定していた以外の内容がインプットされる。そうすることで、自分では気づかったアイディアやリスクがインプットされて、化学反応を起こす可能性がある。
相談も「重い相談」の前の、「軽い相談」される組織が良い組織。
「重い相談」では、すでに手が付けれない状態であったり、対応に大きなコストを払うケースがある。その相談に対応するには、時間と労力が必要。
その前の段階である「軽い相談」に対応することができれば、フレキシブルな対応ができる。
どうすれば、軽い相談をしてもらえる組織になるのか?
大事なのは雑談。
雑談ができる組織では、部下から「そういえばあの件なんですけど・・」と軽く相談しやすい環境が整えられていて、組織の生産性が上がる。
もちろん、雑談するだけではダメ。
「相談しやすい環境」を用意することが重要。
マネジメント層になると、会議や外出で十分に部下とコミュニケーションをとる時間はない。
その中で自分が実践しているのは、2つある。
ひとつは、自分のことを話す。もうひとつは、オフィスウォーキング。
自分のことをなるべく話すようにしている。
相手に話をしてもらうには、まず、自分自身がオープンにならないといけない。
リーダーとしてカッコいい姿を見せるのではなく、自分の弱い部分、カッコ悪い部分を見せて、「あの人も、同じ人間なんだな」と思ってもらうことが重要。
若い時は、「できる上司像」に憧れて、なるべく自分を大きく見せていようとした時期があったが、今は、等身大で、メンバーと同じ目線で話すように気をつけている。
自分がオープンにならなければ、相手がオープンになることはない。
オフィスウォーキングは、オフィス内の散歩。
会議と会議の合間が30分空いていたら、10分はオフィス内を歩いでチームメンバーに声をかける。
仕事をしている横で話しかけ、体調や趣味のことなど仕事以外のことを話しかける。
会議中しか会話がないと、どうしても軽い相談ができる雰囲気を作るのが難しい。チームメンバーとは、一日一回は、会議以外で話すことをルールとしている。
ペットの体調、最近見た映画、ディズニーランドの新しいアトラクション、話題のドラマ、キャンプ、プロ野球の結果。
メンバーがそれぞれ興味がある内容を話しかけるので、相手もそれほど答えを考える必要なく対応することができる。
これが仕事関連だったりすると、答えを考えるので脳が疲労する。会話で脳が疲労するという事実から、「上司と話すのは疲れる」という認識が強くなる。
相手が脳を使わないで話せる話題をチョイスするのも雑談のテクニック。
相談しやすい環境をつくる
「雑談と相談=ザッソウ」が生産性を上げる
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