「時間を無駄にせず、確実に良書と出会いたい」
天然生活が、2025年11月5日に公開した「「忙しいときこそ読みたくなる本」4選」をご紹介します。
忙しい日々の中で、ついスマホを眺めて時間を溶かしてしまっていませんか?
そんな時こそ「本を読む喜び」を取り戻してほしい。
くまざわ書店・昭島店で書店員として働く、森田めぐみさんが厳選した、「忙しいときこそ」読みたくなる4冊を詳しくご紹介します。
日常の隙間時間に、心に潤いを与えてくれるラインナップです。
詳しくはこちら→「5分の読書」が自己肯定感を高めてくれる。書店員・森田めぐみさんの“忙しいときこそ”読みたくなるおすすめ本4選
1.『新装版 夜中の薔薇』
向田邦子(講談社文庫)
昭和を代表する脚本家・向田邦子さんが遺した、時代を超えて愛される珠玉の随筆集です。
食べ物の匂いや、人の仕草のちょっとした違和感など、日常の些細な断片が鋭くも温かい視点で鮮やかに切り取られています。
一編が数ページと短いため、料理の合間や寝る前の5分間といった、細切れの時間に少しずつ読み進めるのに最適です。
五感に直接訴えかけるような端正で美しい文章は、まるで丁寧に淹れたお茶のように、ささくれた心を優しく整えてくれます。
2. 『爆弾』
呉勝浩(講談社文庫)
「都内10カ所に爆弾を仕掛けた」と供述する、得体の知れない男と警察官たちの命懸けの心理戦を描く、超弩級のミステリーです。
次に何が起こるか予測できない緊迫感と、圧倒的なリーダビリティで、気づけばページをめくる手が止まらなくなります。
仕事や家事で頭がいっぱいな時こそ、あえてこの「物語の濁流」に身を投じてみてください。
人間の本性を容赦なく炙り出す展開に没頭しているうちに、日常の小さな悩みや疲れがどこかへ吹き飛んでしまうような、最高の知的興奮を味わえます。
3. 『ヨルダンの本屋に住んでみた』
フウ(単行本)
中東ヨルダンの首都アンマンにある、風変わりな古本屋で実際に暮らした著者の、驚きに満ちた滞在記です。
砂埃舞う街の空気感や、深夜まで続く友人たちとの深い対話、そして日本では考えられないような「適当で温かい」人々の暮らしが生き生きと描かれています。
スマホを閉じてこの本を開けば、「遠い異国の誰かの日常」へと一瞬でトリップできます。
効率やスピードばかりを求められる日本の生活とは違う、ゆったりと流れるヨルダンの時間に触れることで、凝り固まった心が自由に解き放たれるはずです。
4. 『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』
奥野克巳(新潮文庫)
マレーシア・ボルネオ島の熱帯雨林で、狩猟採集を続けて暮らす「プナン」の民。
彼らと共に生活した人類学者が、私たちの常識を根底から揺さぶるような彼らの生き方を綴っています。
「お礼を言わない」「所有をしない」というプナンの価値観は、現代社会を生きる私たちにはあまりに衝撃的です。
「こうあるべき」「もっと頑張らなきゃ」という固定観念に縛られて息苦しくなっている時、この本は大きな救いになります。
「別の生き方があってもいいんだ」と気づかせてくれる彼らの姿は、忙しすぎる現代をサバイブするための、しなやかで力強いヒントを与えてくれます。
森田さんいわく、忙しい時こそ「数ページだけ読む」という贅沢が、心に豊かな余白を作ってくれるそうです。
今のあなたにとって、一番「心の栄養」になりそうなのはどの一冊でしょうか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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