『星のカービィ』や『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズの生みの親として知られるゲームクリエイター、桜井政博さん。彼の言葉は、単なるゲーム制作のノウハウに留まらず、「働くとは何か」「プロフェッショナルとはどうあるべきか」という人生の本質を鋭く突いています。
今回は、自身のYouTubeチャンネルやコラムを通じて発信された、現代社会を生き抜くための「覚悟」と「知恵」が詰まった10の言葉を厳選しました。
1:桜井政博の紹介
桜井政博(さくらい まさひろ)さんは、1970年生まれのゲームディレクター、有限会社ソラの代表です。19歳という若さで『星のカービィ』を考案し、その後も数々の世界的ヒット作を世に送り出してきました。
彼の最大の特徴は、圧倒的な作業量と、論理的かつ徹底した効率化です。「スタッフを待たせない」「仕様書は完璧に仕上げる」といったプロ意識の高さは有名で、近年ではYouTubeチャンネル『桜井政博のゲーム作るには』を開設し、無償でゲーム制作の知見を公開するなど、業界の発展にも尽力しています。
「ユーザーが楽しめるかどうか」を全ての判断基準に置く、ストイックかつ誠実なものづくりの姿勢は、職種を問わず多くのビジネスパーソンに尊敬されています。
2:名言
迷ったら厳しい方を選べ
桜井政博
楽な道を選べば一時的には楽になりますが、成長は止まり、結果として品質も低下します。あえて困難な道(厳しい方)を選ぶことは、自分を鍛え、最終的にユーザーや周囲を驚かせる「価値」を生み出すための最短ルートです。自分の限界を押し広げるための、力強い指針となる言葉です。
仕事の9割は段取りで決まる
桜井政博
天才的なひらめき以上に、桜井さんが重視するのは「事前の準備」です。ゴールを明確にし、工程を逆算し、無駄を削ぎ落とす。この徹底した段取りがあるからこそ、膨大な作業を完遂し、高いクオリティを維持できます。スピードと質を両立させるための、真理と言える一言です。
伝わらないなら伝え方を変える
桜井政博
「言ったはずなのに伝わっていない」と相手のせいにするのではなく、伝わらないのは自分の伝え方に問題があると考える。資料の図解を工夫し、言葉を選び、相手が理解しやすい形にアップデートし続ける。コミュニケーションの責任を自分が負うという、プロの誠実さが現れています。
その作品に好きな人がいるのなら、その人のためにこそ存在する価値がある
桜井政博
万人受けを狙うあまり、個性が埋もれてしまうことがあります。しかし桜井さんは、たとえ少人数であっても「それが好きだ」と言ってくれる人がいるなら、その声に全力で応えることに価値を見出します。誰か一人を本気で喜ばせることが、ものづくりの原点であることを思い出させてくれます。
自分の内圧を高める
桜井政博
周囲から言われるからやるのではなく、自分の中から「もっと良くしたい」「もっとやりたい」というエネルギー(内圧)を爆発させること。外からの評価に一喜一憂する前に、自分自身に課すハードルを上げ続ける。自律して生きるための、非常にパワフルな表現です。
ユーザーの時間を大切にする
桜井政博
「ゲームは時間の奪い合いである」という認識を持ち、ロード時間を短くしたり、無駄な演出を省いたりすることを徹底しています。相手の貴重な時間を預かっているという自覚を持つことは、どんなサービスや仕事においても共通する、最大の敬意の形です。
スタッフを待たせない
桜井政博
ディレクターである自分が判断を遅らせれば、その先にいる何百人のスタッフの手が止まってしまいます。決断を早くし、指示を明確にすることは、チーム全体の士気と効率を支える命綱です。「上司がボトルネックにならない」という教訓は、全てのリーダーに刺さる言葉です。
言ったことはそうなっていく
桜井政博
言葉には言霊(ことだま)があり、目標を口にし、宣言することで、現実がその方向に動き出します。「できる」と言い切り、それに見合う努力を積み重ねる。自分の言葉に責任を持ち、未来を自ら引き寄せるための、強い自己暗示とも言える言葉です。
アイデアが出ないときは、まず手を動かす
桜井政博
頭だけで考えていても、答えは出ません。とりあえずラフを描く、コードを書く、資料を作り始める。手を動かす中で、脳が刺激され、新しいアイデアが生まれてくるものです。完璧主義に陥って止まってしまう人を救う、実践的なアドバイスです。
とにかくやれ!!
桜井政博
理屈や不安を並べる前に、まず行動する。桜井さんのストイックな生き方を象徴するような言葉です。世界を変えるのは、いつも「考えた人」ではなく「やった人」です。重い腰を上げさせ、迷いを断ち切ってくれる、究極のプッシュになります。
3:まとめ
桜井政博さんの名言に共通しているのは、「徹底した客観視」と「自分への絶対的な妥協のなさ」です。
彼は、自分のこだわりを押し通すのではなく、「それを受け取る相手(ユーザー)がどう感じるか」を常に、そして残酷なまでに冷静に分析しています。その上で、最高の結果を出すために、自分やチームを極限まで律していきます。
「迷ったら厳しい方を選べ」。この言葉を一つ胸に刻むだけで、毎日の選択が少しずつ、しかし確実に変わり、あなたの人生の「品質」を高めてくれるはずです。
最後まで読んでいただきまして、
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