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今回は『レバレッジ人脈術』についての記事となります。
■著者
本田直之(ほんだ なおゆき)
レバレッジコンサルティング株式会社代表取締役
シティバンクなどの外資系企業を経て、バックスグループの経営に参画し、常務取締役としてJASDAQ上場に導く。現在は、日米のベンチャー企業への投資育成事業を行い、各社の社外取締役や顧問などを兼務する。
ハワイ、東京に拠点を構え、年の5ヶ月をハワイ、3ヶ月を東京、2ヶ月を日本の地域、2ヶ月をヨーロッパを中心にオセアニア・アジア等の国々を旅しながら、仕事と遊びの垣根のないライフスタイルを送る。これまで訪れた国は61ヶ国220都市を超える。
著書に、レバレッジシリーズをはじめ、「脱東京 仕事と遊びの垣根をなくす、あたらしい移住」、「なぜ、日本人シェフは世界で勝負できたのか」「オリジナリティ 全員に好かれることを目指す時代は終わった」「人生を変えるサウナ術」等があり、著書累計300万部を突破。
まとめ
・「誰かをしっているか」ではなく、「誰に知られているか」が大切。
お願いしたりできる相手ではなく、人から頼りにされるぐらいでちょうどいい。
・人と会うには事前のインプットが欠かせない。
人にアウトプットできるモノ。貢献できるモノがないと会ってくれない。
・「ギブ・アンド・ギブ」ではなく、「コントリビューション」が基本。
人と会う時には、まず、「この人に対して自分はどんな貢献ができるか」を考える。
・アーリーステージのころに出会い、一緒に成長する関係。
・人脈作りは自己責任。
自分の大事な人に紹介できるか?どうか?
・コントリビューションの4つのレベル
level1:情報
level2:プレゼント
level3:ノウハウ・アドバイス
level4:コネクト
・「会いたいと思われる人」になる条件
①インプット
②魅力的なプロフィール
③情報発信(ブログ、メルマガ、本出版)
・アプローチはメールがメイン
相手の都合に合わせることができるから
・メールの基本
①あえて感嘆符を多用する。
②なるべくカジュアルに書く
・「今度」、「近いうち」は永遠に来ない。
人のつながりはタイミングが重要
①自分自身が常に情報収集を怠らないコト
②自分の得意分野から提供すること
③提供する相手は慎重に選ぶこと
・人との会話は「10対90」で聞き役に回る。
求められない限り、こちらから話さない。
・「紹介は頼まない」
長期的に捉えれば、紹介は必然的に起こる。
■感想
「人脈」という言葉が苦手だった。どうもいい印象がない。毎日、いろいろな人と飲みに行って、名刺の枚数だけが増えていく。それって意味あるの?「人脈」を自慢するような人に尊敬できる人が周りにいなかった。
実際に、部長になったタイミングで、社外とのネットワーク構築を強化すると、本当に「人脈」をもっている人は、「人脈」という言葉は使わないし、自慢したりしないことに気づく。つねに相手の貢献を考えて、事前にネタを準備している真面目で細やかな人が多い。
自分だけのメリットを得たい人は人脈を築くことはできない。
相手にどのように貢献するのか?それを常に考えて外のつながりを持っていれば、気づいたときに人脈になっている。名刺コレクターではなく、本当の人脈の築き方を教えてくれる一冊。
テイクよりも、ギブを重んじる人。
この人は自分にとってどんなメリットがあるだろうか。
そう考える人は、テイクの人。
この人に自分は何が貢献できるだろうか。
そう考えるのがギブの人。
とにかくギブしていくことで、いずれ自分に返ってくる。
2007年に発刊された本ですが、10年以上たっても色あせない本。時代が変わっても人脈に勝るパーソナルキャピタル(自分資産)などない。
人脈のないビジネスパーソンが成功することは、きわめて難しい。
人脈づくりこそ最強の投資。
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。
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背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。