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今回は『となりの億万長者が17時になったらやっていること』についてレビューと要約の記事となります。
著者
嶋村 吉洋
兵庫県出身。 少年時代から経営者や投資家に囲まれて生活をしていた影響もあり、10代で起業。
現在ではワクセルの主催かつ、実業家・投資家としてイベント事業、不動産事業、ロボティクス事業など様々な分野で活動中。
尊敬するキーエンスの滝崎武光氏のようにメディアの露出は極力控え黒子に徹しながら、今後は主催するワクセルのビジョンに共感する「コラボレーター」の皆様と、数多くのプロジェクトを立ち上げてている。
プロジェクトを通じて社会課題と向き合い解決し、「ワクワクがいっぱい溢れる世の中にする」という信念のもとに活動中。
1. 本書の概要
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』は、実業家であり投資家でもある嶋村吉洋氏が、自身の経験や成功者たちとの交流を通じて得た「幸せな億万長者になるための法則」を解説した一冊です。本書は、会社に依存せず、個人としての「社会資本」「人的資本」「金融資本」を確立するための具体的な方法を提案します。著者は、成功者の習慣や考え方を分かりやすく紹介し、普通の人でも実践できるステップを提供しています。
2. 本書の要約
本書は、次のような内容を含んでいます:
序章:「人とのつながり」がビジネスを決める時代に生きる著者が、どのようにして億万長者になったのかを述べています。嶋村氏は、16歳で仕事を始め、成功するまでの道のりで学んだことを共有します。
幸せな億万長者になるために必要な3つ
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
①人的資本:
必要な時に労働し、自己実現を果たせるだけの能力やスキルを持っているか
②金融資本:
自由に生きられるだけのお金、あるいはそれを生み出す資産ををもっているか
③社会資本:
互いに助け合い、刺激を与えあう人現関係のコミュニティをもっていくか
コミュニティに関わる人間が増えれば増えるほど、あらゆるビジネスが実現できる可能性が高い。
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
必要なのは、すべて「人とのつながり」だけ。
これが幸せな億万長者になる人が大事にしている考え方。
第1章:「幸せな億万長者は定時になったら何をしているのか?」では、会社に依存しない生き方をするための意識改革を説いています。著者は、仕事後の時間をどう使うかが成功への鍵であると強調します。
・基本として、「当たり前のことを当たり前にやる」
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
・普段の挨拶や礼儀作法も大事
・内容がなくても、即レスを徹底
第2章:「社外の仲間」が仕事とお金をもたらしてくれると説き、コミュニティを作り出す方法を具体的に説明しています。成功するためには、自分の周りに信頼できる仲間を持つことが重要であると述べています。
・どの分野でも、最低3年間は地道に継続することが大事
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
・とにかく3人、価値観の合う人との出会いを待つ
・コミュニティの中で自分の創作物(考え)にお金を払ってくれる人を10人つくる
・自分が仲間にしてほしいことを、まず自分が行う。
そして神経質なくらい、自分が行ったことの結果と評価を気にして改善する。
・コミュニティを運営する人間にとって魅力的なのは、人を褒めたり、価値をつけることが身に付いている人です。
他人の悪口は言わないこと。
たとえ相手の敵に対してでも!
第3章:どのようにして自分をアピールし、人脈を広げるかについて解説しています。チームの輪を広げ、成功を収めるための「すごい仕組み」を紹介します。
・大きめのリアクションと、人を褒めることを忘れない。
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
・どんな小さな出会いにも感動を覚え、相手に対して感謝の念を伝える。
・「相手に対して、自分は何ができるのか」を必死になって考える。
・ビジネスをする際は、できるだけ「普遍であり、不変なもの」を取り入れる。
第4章:仲間を信頼し、ビジネスを拡大するための方法を述べています。著者は、信頼関係を築くことがビジネスの成功に不可欠であると強調しています。
多くの億万長者が、17時からの勉強会やセミナーに参加しています。
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
集まっている人々と会話をし、今のビジネス現場で動いている「生の情報」をたくさんキャッチしている。
「退屈な勉強会」にこそビジネスチャンスが落ちている。
第5章:「投資家の発想」を持つことが重要であるとし、損をしないためのお金の知識を提供しています。長期的な視点で資産を増やすための考え方や戦略を紹介します。
仲間の成功より、自分の服や時計が気になり出したら「終わり」
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』
終章:最終的に勝つのは、コミュニティを持っている人であると述べ、成功者が実践しているリーダーシップの秘訣を共有しています。
中国の王朝時代で最も成功した皇帝と言われる人物に、党の時代の太宗がいます。彼の言動を記録したのが、有名な『貞観政要』という古典です。
貞観政要
「貞観政要」の中に、「3つの鏡」という話が出てきます。
「人の鏡」「歴史の鏡」「銅の鏡」です。
銅の鏡は、日常で使う普通の鏡で、常に自分の姿を客観的に見る必要があるということです。そして歴史の鏡は、過去の出来事に照らし合わせ、自分が間違いを犯していないかよく検証しろ、ということになります。
この2つは、自分一人でできることかもしれません。
ただ、もうひとつの「人の鏡」だけは、誰か自分に意見してくれる人が必要なのです。
間違った判断や行いをしているあなたに、「それは違う」と言ってくれる人が絶対に必要です。
3. 感想とレビュー
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』を読んで感じたことは、著者が提唱する「億万長者になるための法則」が非常に実践的であり、誰でも実行可能であるということです。特に、成功者たちが「17時以降」の時間をどのように使っているかという点に焦点を当てていることが新鮮で、仕事以外の時間の使い方が人生を大きく左右するというメッセージが強く伝わってきました。
著者は、成功者たちが共通して持つ「投資家の発想」や「人とのつながり」の重要性を繰り返し強調しています。この本を読めば、資産を築くための具体的な方法や、人間関係を築くための戦略が理解できるだけでなく、成功者たちがどのようにして成功を収めたのか、そのプロセスも学べます。
また、著者の嶋村氏が、自身の経験をもとに書かれているため、説得力があり、彼の成功体験を通して得られた知見が満載です。成功者の考え方や習慣を知り、自分自身の生活に取り入れることで、将来の成功につながると感じました。
4. まとめ
『となりの億万長者が17時になったらやっていること』は、会社に依存せず、自らの力で幸せな億万長者になるための具体的なステップを学べる一冊です。成功者たちの考え方や習慣を取り入れることで、誰でも資産を築き、幸せな人生を送る最初の一歩を踏み出す勇気を与えてくれる。この本を手に取ることで、あなたも「億万長者の仲間入り」を目指して、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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