【3分要約・読書メモ】「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる:岸本 葉子

BOOKS-3分読書メモ-
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エッセイストの岸本葉子氏が贈る『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』は、単なるライティングの技術書ではありません。

「自分のことを書いてみる」という行為を通じて、人生で大切なことに気づくための、心の整理術を教えてくれる一冊です。

私たちは年を重ねるにつれ、「失っていくもの」にばかり意識が向きがちになります。

しかし、本書は、思い出を掘り起こして自分のことを書いてみると、「持っているもの」を数え出すようになると教えてくれます。

この記事では、岸本葉子氏が提案する具体的な文章術の要約と、人生が変わるきっかけとなるレビューをお届けします。


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1. 著者の紹介

著者の岸本葉子(きしもと ようこ)氏は、1961年生まれのエッセイストです。

東京大学教養学部を卒業後、会社勤務や中国留学を経て、文筆活動に入られました。

暮らし方や年齢の重ね方、食や旅を題材にしたエッセイを多く発表されています。

特に、同世代の女性を中心に、その温かくも鋭い視点と飾らない文章が大きな支持を集めています。

本書は、人生の後半の生き方を書き続ける彼女だからこそ伝えられる、具体的メソッドが詰まっています。


2. 本書の要約

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』は、読者が自らの人生を深く見つめ直し、豊かにするための文章術の教科書です。

文章を書くことを通して、忘れてしまいがちな大切なことを記録し、これからの人生をもっと楽しくするための方法論が解説されています。

「書けない」を解消する準備の技術

「書くことがない」と感じる人ほど、実は人生はネタの宝庫だと岸本葉子氏は語ります。

書けないのは、いきなり完璧な文章を書こうとするからです。

まずは「人生の浮き沈みグラフ」を作るような大げさなことはせず、紙1枚で始められる簡単な準備からスタートします。

「書くほどでもない」「普通過ぎる」と思うような日常の出来事こそが、実は世界一おもしろいあなたの物語なのです。

作家の食事よりも隣の家の献立

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』

執筆を無理なく書き上げる構成術

プロも実践する、無理なく文章を書き上げるための具体的なステップが示されています。

題材やテーマを決め、その後に構成を考えるという手順を踏むことで、誰でも迷わず書き進められます。

本書では、自身の体験を読み手が「読みたくなるように」書くための技術が詳しく解説されています。

例えば、「ハレの日」の出来事をイヤミなく書くためのテクニックなど、エッセイストならではの知恵が満載です。

ネガティブ感情を「時短解決」する文章術

私たちは、悔しさや恨みといったネガティブな感情を抱えることが少なくありません。

これらの「ざわつく心」を放置すると、ストレスが溜まってしまいます。

自分のことを書いてみることで、ネガティブな思い出を客観的に扱うことができるようになります。

特に「私は~と感じた」というフレーズを使うことは、感情の暴走を抑えるストッパーになると紹介されています。

著者の岸本葉子氏が、ご自身の癌の経験についても触れながら、ネガティブな感情を文章で処理する方法を教えてくれます。

残念なフレーズを避けるテクニック

文章のテクニックとして、読者が残念に感じるフレーズを使わない工夫が紹介されています。

伝えるべき内容が、不用意な言葉遣いで台無しにならないように注意を促します。

また、書いた文章を大切な人に手渡す際の、自分も相手も照れずに済むスマートな方法も解説されています。

これは、文章がコミュニケーションのツールとして完成する瞬間を教えてくれます。

使うのは避けたい「残念なフレーズ」

「すべてに感謝」、「○○な今日この頃」、「すべてにありがとう」、
「努力は報われる」、「(心が)ほっこり」、「走馬灯のように」、
「元気をもらった」、「○○を辞書で引くと △△と書いてあるが」、
「癒されました」、「苦労をかけて、今では指輪が回る」、
「自分で自分をほめてあげたい」、「新しい自分に出会えた」、
「自分にごほうび」、「父の大きな背中」、「母の小さな背中」など

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』

書いた後に起こる人生の変化

自分のことを書いてみることで、厄介な問題は書いて解くことができるようになります。

文章によって心のモヤモヤを言語化することで、現実が変わらずともストレスは確実に減らせるのです。

人生の振り返りができるだけでなく、これからの人生がもっと楽しくなるという、文章術がもたらす最大の恩恵が本書の要約の核となっています。

とにかく書いてみて、また日を改めて書いてみる。
そうするうちに、心も文章もきっと整ってくるはずです。

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』

「現実の状況」そのものは変わらなくても「現実の状況の捉え方」が変わると、モヤモヤによるストレスは軽減できる

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』


3. ココだけは押さえたい一文

「思い出を掘り起こしていくと『持っているもの』を数え出すようになります。」

『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』

4. 感想とレビュー

この『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』は、書く習慣がない私でも「これならできるかも」と思わせてくれるレビューでした。

岸本葉子氏の文章は優しく、それでいてメソッドは非常に具体的で実践しやすいです。

特に印象的だったのは、「書くことがないと思う人生ほどネタにあふれている」という言葉です。

日々の「普通」な出来事こそが、人生の大切なことだと気づかされました。

自分のことを書いてみるというシンプルな行為が、過去の自分を肯定し、未来への希望を見つけるための心の棚卸しになるのです。

自己肯定感を高めたい方や、人生の後半の生き方を見つめ直したい方に、自信を持っておすすめできる一冊です。


5. まとめ

エッセイスト岸本葉子氏の『「人生で大切なことに気づく」ための文章術 自分のことを書いてみる』は、書く技術を通して生きる姿勢を学ぶための素晴らしい本です。

本書の深い要約を通じて、自分のことを書いてみるという行為が、いかに人生を豊かにする力を持っているか理解できました。

紙1枚とペンがあれば、すぐにでも始められます。

ぜひ、あなたの「人生で大切なこと」に気づくための第一歩を踏み出してみてください。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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