『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』は、「今の仕事に不満はないけれど、心の底から満足もしていない」という、多くの現代人が抱えるモヤモヤに答えてくれる一冊です。
人生は一度きりです。
「何をしたいのか」という「やりたいこと探し」に疲れていませんか。
この本は、仕事の「何を」「どこで」よりも大切な、「何のために」「誰と一緒に」「いつまで」働くのかという、あなただけの「正解」を見つけるための具体的な方法を教えてくれます。
本書は、約30万人以上が学んだプロティアン・キャリア理論に基づき、あなたの人生の「解像度」を劇的に上げるヒントが満載です。
1. 著者の紹介
著者の有山 徹(ありやま とおる)さんは、キャリア開発と組織変革の専門家です。
一般社団法人プロティアン・キャリア協会の代表理事を務めていらっしゃいます。
これまでに200社以上の企業や多くのビジネスパーソンに対し、新しい時代のキャリアのあり方を提唱してきました。
従来の終身雇用や年功序列が崩れた現代において、個人が主体的に人生を築くための指針を提供しています。
なぜ働く 誰と働く いつまで働くという、働く上での根源的な問いを、理論と実践の両面から深く掘り下げている方です。
2. 本書の要約
本書は、「なぜ働く?」、「誰と働く?」、「いつまで働く?」という三つの問いに答えるための、「言語化」「価値化」「行動」という三つのステップで構成されています。
働く上での三つの核心的な問い
著者は、「何を」するかよりも、「何のために」「誰と一緒に」「いつまで」働くかが大切だと繰り返し伝えます。
この三つの問いに、自分なりの「解像度の高い」答えを持っていれば、環境が変わっても心理的成功が得られるからです。
これは、外的な地位や報酬ではなく、内面から湧き上がる満足感や充実感をキャリアの成功とする、プロティアン・キャリアの核心です。
あなたにとっての正解は、あなたにしか決められません。
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
そして、あなたが出した答えは、誰が何と言おうと正解です。
何をするかよりも、「何のため」「誰と」「いつまで」働くかが大切
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
ステップ1:言語化(自分のストーリーを語る)
まず、自分の「働く理由」や「人生の目的」を言葉にする「言語化」が求められます。
漠然とした思いを、具体的な問いを通じて「自分定年」といった形で明確に決めていくことが重要です。
自分の経験や価値観をストーリーとして語ることで、自分自身がまだ知らない自分を見つけ出し、個人パーパスを明確化します。
案外、人は自分のことを良く知らないか、知っていても言葉にできない
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
もしも、後10年しか働けないのだとしたら、明日から同じように過ごしていくだろうか?
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
今の人たちは、「やりたいことがないといけない」と、必要以上に重く捉えている
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
ステップ2:価値化(自分の武器を見つける)
次に、自分の能力や経験が「誰に対して」「どのような価値」を提供できるのかを考える「価値化」です。
自分の強みを探すだけでなく、他人と「比べる」のではなく、「並べてみる」ことで自分の価値が明確に見えてきます。
スキルや実績だけでなく、あなたの譲れない思いやビジョンといった「絶対的価値」を信じることが、キャリア資本を築く土台となります。
「好き」「得意」はゴールではなくスタート
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
オールマイティに何でもできる絶対的な価値を持つ人は、ほぼ存在しません
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
日常生活にある“ちょっとした”希望や”ささやかな”欲望を、無視しない
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
ステップ3:行動(自分の可能性を広げる)
最後に、いくら素晴らしい価値観や目標があっても、行動がなければ現実は変わりません。
著者は、「今この瞬間が人生で最も若い時」だからこそ、小さな一歩を踏み出す重要性を強調します。
失敗を恐れて何もしないことも「失敗の一つ」だと捉え、積極的に行動量を増やしましょう。
そうすることで、キャリアの転機となる「偶然のチャンス」を引き寄せる力が生まれるのです。
なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?という問いに答え続けることと、小さな行動を積み重ねることが、変化に適応する「永遠のβ版」のキャリアを築く鍵なのです。
合理的に進めない方がいいこともある
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
「じっくり考えろ。しかし行動する時が来たなら、考えるのをやめて進め」
ナポレオン・ボナパルト
チャンスの数は、行動量に比例する
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
人生を後悔なく生きている人は、プロセスを大事にしている
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
行動力がない人に共通する5つの思い込み
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
①いい大人だから一人で考えないといけない
②なるべく多くの情報を精査しないといけない
③自分には“特別”な価値がない
④失敗が怖い
⑤本当にやる意味があるのかわからない
「いつかやろう」の“いつか”は永遠にやってこない
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
失敗の恐怖を乗り越える3つのコツ
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
①経験を得ることをメリットに考える
②「and思考」で考える
③自分に優しくする
3. ココだけは押さえたい一文
本書の最も重要なメッセージであり、キャリア観を根底から変えてくれる一文です。
キャリアは「永遠のβ版」!
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
キャリアは、一度完成したら終わりという固定されたものではありません。
時代の変化に合わせて、常にアップデートし続けるものです。
完成形がないからこそ、私たちは常に問いを立て、学び、成長し続けることができるのだと、勇気づけられます。
4. 感想とレビュー
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』は、迷える現代人にとって、進むべき道を照らす地図のような本です。
「やりたいこと」が見つからないことに焦りを感じていた人にとって、その焦り自体から解放してくれます。
問いの力に気づかされる
本書の魅力は、具体的な答えを与えるのではなく、読者に問いを投げかけ続ける点にあります。
「あなたがAIに絶対に負けないことは?」
「あなたの仕事で喜ぶ人は誰?」
といった問いに向き合うことで、自分の仕事観や人生観が自然と浮かび上がってきます。
なぜ働く 誰と働く いつまで働くというシンプルな問いが、こんなにも自分の内面を深掘りする力を持っていることに驚きました。
心理的成功へのフォーカス
従来のキャリア本は、高収入や昇進といった外的な成功を目標にしがちでした。
しかし、この本がゴールとするのは「心理的成功」です。
これは、誰かと比べることなく、自分の内側から湧き上がる充実感を目指すということです。
この視点を持つことで、自分のキャリアを主体的に、そして自信をもって選べるようになります。
「行動」へのやさしい後押し
キャリアは「言語化」や「価値化」で終わらず、「行動」で初めて現実になると明確に示されています。
難しいことではなく、小さな行動を積み重ねることで偶然のチャンスが増えるという考え方は、とても現実的です。
自己肯定感が低いと感じている人や、新しい挑戦に踏み出すのが怖い人にも、この本はそっと背中を押してくれるでしょう。
どこで働くかよりも、誰と働くかがより重要。
『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』
要するに、誰と働けば自分のパフォーマンスが発揮できるか、ということ
5. まとめ
有山 徹さんの『なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?』は、「何を」すべきかという手段に迷うすべての人に、「何のために」という目的を思い出させてくれる本です。
プロティアン・キャリア理論に基づき、言語化・価値化・行動の三つのステップを踏むことで、あなただけの人生の解像度を高められます。
なぜ働く? 誰と働く? いつまで働く?という問いを絶えず自分に投げかけ続けること。
それが、変化の時代にしなやかに適応し、心理的成功を掴むための唯一の方法です。
「今のままでいいのかな」と悩んでいるなら、ぜひこの本を手に取り、あなただけの正解を見つけ始めてみませんか。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。
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