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今回は『バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる』についての記事となります。
■著者
成毛 眞 (なるけ・まこと)
1955年北海道生まれ。元マイクロソフト代表取締役社長。
中央大学商学部卒業。自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年マイクロソフト株式会社入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。元スルガ銀行社外取締役。現在は、書評サイト「HONZ」代表も務める。『本棚にもルールがある』、『インプットした情報を「お金」に変える 黄金のアウトプット術』、『AI時代の子育て戦略』など著書多数。
■バズる文章は見た目が9割
- 「読む気」をなくされる文章はバズらない。
- SNSではスマホで読みやすい見た目の文章を書くことが重要。
- PCで書いたとしても、投稿前にスマホ画面での見え方を確認する。
- 段落を変えるときは「一行空き」を入れる。
- スマホ画面に最低でも2か所、行間を作る。
- 誰が見ても見栄えが変わらない文章にするため、特殊文字は避ける。
- 言葉の「閉じ開き」によって、文章の印象をコントロールできる。
- 漢字が続く場合はなるべく開く。
- ひらがなが続く場合は、漢字やカタカナを交えてアクセントにする。
- 「構成力」は書く力の土台である。
- 書き間違いは信頼を失うもとになるので要注意。
- 「かな遣い」「同音異義語」を正しく用いる。
- 無自覚で使っている「書きグセ」には要注意。
- 間違いではなくても、同じ言葉の連続は避ける。
- 誰も気づかないような細部に、書き手の誠意があらわれる。
■「一行」で読ませる書き方
- 最初の一文は「見出し」のようなもの。論旨を短く端的に述べる。
- 長々と説明するほど、読む意欲を削いでしまう。
- 「いいね!」を押したくなる文章にはテンポのよさがある。
- 接続詞や副詞は、文章の拍子を整える役割を持っている。
- 短文・中文・長文を交互に織り交ぜるのも効果的。
- リズムをよくするためにの接続詞のあとに読点は打たない。
- 音読したときに、一息つきたいところには読点を打つ。
- 修飾的な文章が長く続いたら、読みやすさのために読点を打つ。
- 副詞の乱用を避けると、語彙が豊かな印象を与えられる。
- 推敲の際には、「副詞を使いすぎていないか」にも目を向ける。
■どんな相手にも共感される書き方
- ネガティブな表現で文章を占めると、読後感もネガティブになる。
- 批判したら、改善へ向けた提案を入れる。
- ポジティブな表現を都度考える習慣をつけると、面白い文章を書ける。
- 考えながら書くほど、文章はつまらなくなる。
- 読み手の共感が得られるのは、思いつくままに書いたレコメンド。
- 何かをすすめたいとき、説明は読み手の感情の動きを妨げる。
■感想
「一億総書き手時代」の新しい文章術を紹介。義務教育で習うくらいの国語さえ身につけていれば、誰もが自分の感性で魅力的な文章を書く可能性を秘めている。文章力をつけ、バズる文章を書くために必要な要素は2つ。ひとつは、ある程度長い文章を書くこと。もう一つは、いったん書き上げたものを見直して手を加える「推敲」を重ねること。
読んだ人に影響を及ぼすには、ある程度ヴォリュームがある文章が必要。そして、いったん文章を書き上げたら、その文章に手を加える。この仕上げ作業をしっかり行うか否かで、バズる文章になるかどうかは9割決まる。
例文がすべて実例で、著者の投稿に関しては、編集履歴から見ることができるので、どの部分を初校から修正したのが丁寧に解説させられている。各項の最終ページには、ポイントもまとめられているので、一晩で読むことができる。短時間でポイントを理解できる爽快な読了感はまさに「バズる書き方」。
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。
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