【3分要約・読書メモ】『ドイツ人のすごい働き方 日本の3倍休んで成果は1.5倍の秘密』

BOOKS-3分読書メモ-
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ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は『ドイツ人のすごい働き方』についてレビューと要約の記事となります。

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著者

西村 栄基
自動車向け半導体部品を取り扱う商社のドイツ支社に勤務。国立大学理系修士課程修了。大前研一氏が学長を務めるBBT(ビジネス・ブレークスルー)大学大学院でMBA(経営学修士)取得。
2つの会社での海外駐在で計17年間ドイツに在住、欧州向けビジネスに30年間にわたって携わっている。最初の勤務先では30代前半で5年間のドイツ駐在生活を経験。そこで衝撃を受けたドイツ流の働き方を帰国後の職場で実践、自走型人材を育成することに成功した。
帰国後は、さらなるステップアップを目指して、MBAを取得し、経営学、コミュニケーション、脳科学、心理学などの分野での自己投資を経て、43歳で転職し現在に至る。
少数精鋭の組織を率い、ドイツ流の自律型の働き方を部下に指導。全員が有休消化し残業ゼロでありながら、高い労働生産性を実現している。自身が登壇するトヨタ自動車(株)、(株)デンソーなどの企業向けのオンラインセミナーでは、800名を超える受講者を集めることもあり、累計受講者数は5,000名を超えている。

1. 本書の概要

ドイツ人のすごい働き方』は、著者がドイツで長年暮らした経験から、ドイツ人の効率的な働き方とその背景にある考え方、そして日本との比較を詳細に解説した一冊です。

ドイツは、世界トップクラスの経済大国でありながら、労働時間は短く、労働生産性が高いという特徴を持っています。本書では、そんなドイツ人の働き方の秘密を、具体的なエピソードやデータに基づいて解き明かします。

2. 本書の要約

本書は、ドイツ人の働き方の特徴を、以下の3つの側面から深く掘り下げています。

  • ドイツ社会の仕組み: ドイツの労働法や企業文化、国民性など、働き方を支える社会的な背景を解説しています。
  • ドイツ式働き方: ドイツ人が実践している具体的な仕事術や時間管理術、そしてその効果について詳しく述べられています。
  • 日本との比較: 日本とドイツの働き方の違いを比較し、日本人がドイツから学ぶべき点について考察しています。

本書で特に強調されているのは、ドイツ人が「無駄を省き、効率的に働く」という考え方を持っていることです。これは、単に長時間働くことではなく、限られた時間の中で最大限の成果を出すことに重点を置いていることを意味します。

具体的な例としては、

  • 徹底した時間管理: 帰宅前や出社直後のメモ作りなど、時間管理の徹底
  • 効率的な仕事環境: デスクの整理整頓、必要な情報へのアクセス性の高さ
  • 問題解決への積極的な姿勢: ミスから学ぶ姿勢、システムの改善
  • ワークライフバランスの重視: プライベートを充実させることで、仕事のパフォーマンス向上

などが挙げられます。

3. ポイント

  • 新年あけたら、まず休みを取る
    未来の予定が具体化されることで、先々に明るいビジョンを描け、それが実現することへの期待を膨らませた状態で日常を送ることができる。
  • 長期休暇では空っぽになって超回復
    ドイツ人が何も考えなくてもいい場所で、何もせずに何週間も過ごすのは、彼らなりのマインドフルネスの実践なのかもしれない。
  • ドイツ流「早起き習慣」を身につける3つのコツ
    ①15分早起きチャレンジ
    ②14時以降のカフェインカット
    ③起床後ルーティンの自動化
  • 無駄な会議をふるいにかけて時間をつくる
    自分が発言する機会がない、または貢献できる内容がない、といった会議には「参加しない!」というスタンスを取るのが一般的です。
  • 誰のため、何のための仕事か問い直す
    ドイツの職場には、「仕事の目的や意義」を定期的に問い直し、確認する習慣があります。
  • 意思決定では論理と感情とを分ける
    意思決定の前に、まず論理と感情を切り分ける作業をする。ファクトベースの意思決定でなされた決断には、メンバーも納得してついてくる。
  • 完璧ではなく8割を目指す
    ドイツ企業では、アウトプットの評価は「完璧」であることより「実用的」であることを重視します。メンバーには完璧な作品を求めず、2割の努力で8割の成果にアプローチさせる。
    段階的な完成を目指す「アジャイル開発手法」を取り入れると手戻りが減少する。
  • あえて空気を読まない「自発的KY人間」を目指す
    ドイツの職場文化では、明確な意思表明と激しい激論の末の合理的な意思決定が重視されます。

4. 感想とレビュー

『ドイツ人のすごい働き方』は、日本の働き方を見直すきっかけを与えてくれる一冊です。長時間労働が当たり前となっている日本において、ドイツ人の働き方は一つの理想像と言えるでしょう。

本書の素晴らしい点は、具体的な事例やデータに基づいて、ドイツ人の働き方が解説されている点です。読者は、単に「ドイツ人は効率的に働く」という漠然としたイメージではなく、具体的な行動や考え方を学ぶことができます。

また、本書は、日本とドイツの働き方の違いを比較することで、日本の働き方の問題点も浮き彫りにしています。例えば、日本の企業では、まだ残業が当たり前になっていることや、ミスを恐れて新しいことに挑戦しにくい風土などが指摘されています。

本書を読むことで、読者は、

  • 自分の働き方を見直すきっかけを得る
  • より効率的な働き方を実践するためのヒントを得る
  • 日本の働き方について深く考えるきっかけを得る

ことができるでしょう。

5. まとめ

ドイツ人のすごい働き方』は、現代社会において、より効率的で生産的な働き方を求めるすべての人におすすめの一冊です。本書で紹介されているドイツ人の働き方を参考に、あなたもより充実したワークライフを実現できるかもしれません。

ブログを読んだあなたへ

  • あなたは、今の働き方に満足していますか?
  • あなたは、もっと効率的に仕事をしたいと思っていますか?
  • あなたは、ワークライフバランスを改善したいと思っていますか?

もし、これらの問いに対して「はい」と答えたなら、『ドイツ人のすごい働き方』はあなたにとって、まさに求めていた一冊かもしれません。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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