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今回は『ごきげんになる技術』についてレビューと要約の記事となります。
1. 著者の紹介
佐久間宣行氏は、テレビプロデューサー、ラジオパーソナリティ、実業家として多岐にわたり活躍されています。テレビ東京時代には、「ゴッドタン」「青春高校3年C組」など、数々の人気番組を手掛け、現在は独立し、株式会社ノース・リバーを設立。ラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」では、パーソナリティとして人気を博し、多くのリスナーに支持されています。
2. 本書の概要
『ごきげんになる技術』は、佐久間宣行氏が自身の経験をもとに、「ごきげん」に生きるための技術を解説した一冊です。常にポジティブでいることではなく、ネガティブな感情を受け入れ、コントロールすることで、メンタルを安定させ、自分らしく生きる方法を提案しています。人間関係、仕事、SNSとの付き合い方など、具体的な事例や実践的なアドバイスが満載で、読者は自分に合った「ごきげん」を見つけることができます。
3. 本書の要約
本書は、「ごきげん」に生きるための技術を、以下の6つの構成で解説しています。
1:ごきげんの定義とその重要性
- 「ごきげん」とは、表面的に明るく、笑顔でい続けることではなく、「メンタルが安定し、ブレない軸を持つ状態」を指す。
- この状態を維持することで、日々のストレスや不安に振り回されず、自分らしく生きられるようになる。
- 著者自身、成功した今でもネガティブ思考や不安に悩むことがあるが、これらの感情を否定せず、うまくコントロールすることで「ごきげん」を保つ技術を確立した。
2:小さなご褒美を設定する:楽しみを未来に置く技術
- 小さなご褒美を設定することで、目の前の困難を乗り越えるモチベーションを得ることができる。
- Googleカレンダーなどのツールを使い、仕事とご褒美を色分けする方法は非常に効果的。
- 仕事が忙しくても「この先に楽しみがある」と思えるため、モチベーションが維持しやすくなる。
3:ネガティブワクチンを打とう:不安を味方につける
- ネガティブ思考は悪いものだと考えがちだが、「ワクチン」として活用することで、仕事やプロジェクトを円滑に進めることができる。
- 不安やリスクを先回りして想定し、準備をすることで、細部にまで気を配れるようになる。
- 結果的に、自分やチームをより良い方向へ導ける。
4:真面目な仕事は筋トレと考える:基礎力の重要性
- キャリア初期の「つまらない仕事」を「筋トレ」として捉えることで、キャリアの土台が築かれる。
- 地味な仕事や基礎的な業務をこなすことで、後々、大きな仕事を任されるための準備となる。
- どんな業界でも基礎力を高めることが重要。
5:SNSとの付き合い方:心の距離を保つ技術
- SNSは必要以上に他人と比較し、自分を追い詰めてしまう場になりがち。
- 自分にとって負担になるフォローや閲覧を減らし、必要な情報だけを受け取る「心の断捨離」を勧める。
- SNS上での他人の成功や楽しそうな投稿は、その人の人生のハイライトに過ぎないという視点を持つことで、心のバランスを保てる。
6:ごきげんになるための時間術:自分のための時間を確保する
- 「ごきげん」を保つには、自分のための時間を確保することが欠かせない。
- 仕事や家事に追われる中でも、短時間であっても「自分だけの楽しみ」を持つことで、心の余裕が生まれる。
- 著者は忙しいスケジュールの中で、自分をリセットする時間を持つことを習慣化している。
本書全体を通して、著者は、ネガティブな感情を受け入れ、コントロールすることで、メンタルを安定させ、自分らしく生きる方法を提案しています。
4. ここだけは押さえたい一文
「ごきげんな状態とは、メンタルが安定していてブレない軸があること。」
『ごきげんになる技術』
ごきげんでいることは、体調を整えると同じようなもの。
『ごきげんになる技術』
どんなに経験を積んだり、成功してお金を手にしても、不安やネガティブな感情・悩みから解放されることは、一生ない。
『ごきげんになる技術』
人間が一日にできるジャッジには限界がある。差からこそ、自分のために有意義に使うと決める
『ごきげんになる技術』
好かれるためじゃなく、相手への敬意を伝える
『ごきげんになる技術』
「才能ある人と比較して、自分は確かに劣っているだろう。でも、だからといってこの仕事をやめるのか?」と、問いかける。
『ごきげんになる技術』
褒める・評価する以前に、後輩や部下を注意することを極力しない
『ごきげんになる技術』
自分の手持ちの武器をちゃんと理解して磨き、得意技を増やしていく作業と経験を積まないと、40代以降に勝負できない人間になる。
『ごきげんになる技術』
チャンスが来てから準備していたら、間に合わない。
『ごきげんになる技術』
チャンスが来る前に虎視眈々と準備だけはしておいた方がいい。
仕事をうまく回せる人は、常に客観視しながら期待に応えられる人
『ごきげんになる技術』
多少耳の痛いことを受け入れる素直さも必要。
リーダーとしての在り方に、人としての資質や魅力は全く関係ない。
『ごきげんになる技術』
20代では、描いていた世界と現実とのギャップを埋めれないことはよくある。
『ごきげんになる技術』
人生に勝者と敗者を作っているのは、あなた自身なのかもしれません。
『ごきげんになる技術』
成功と失敗という二元論の間にある曖昧なグラデーションの部分に、ほとんどの人生があると思うし、僕はそこが人としての情緒や面白さ、奥行きになると思う。
『ごきげんになる技術』
人に対してはポジティブであること。
『ごきげんになる技術』
最もシンプルで究極のコミュニケーションテクニック。
「褒め」こそ最強のツール。
『ごきげんになる技術』
人を褒めるって、すごくエネパ(エネルギーパフォーマンス)もコスパもいい。
「フレンドリードライ」な関係を保つ
『ごきげんになる技術』
手を抜かない、抜かれない。人を軽んじない、ナメられない。
尊重し合えるフラットな関係が理想。
5. 感想とレビュー
『ごきげんになる技術』は、佐久間宣行氏の経験に基づいた、実践的な「ごきげん」の技術が満載で、非常に参考になりました。特に、ネガティブな感情を否定せず、受け入れてコントロールするという考え方は、多くの人の心に響くでしょう。
また、小さなご褒美を設定したり、ネガティブワクチンを打ったりするなど、具体的なテクニックが紹介されているので、読者はすぐに実践することができます。
本書は、日々のストレスや不安に悩んでいる人、自分らしく生きたいと願うすべての人におすすめです。
6. まとめ
『ごきげんになる技術』は、佐久間宣行氏が自身の経験をもとに、「ごきげん」に生きるための技術を解説した一冊です。ネガティブな感情を受け入れ、コントロールすることで、メンタルを安定させ、自分らしく生きる方法を提案しています。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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