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今回は『一流の人間力』についてレビューと要約の記事となります。
著者
井上 裕之(いのうえ ひろゆき)
いのうえ歯科医院理事長、歯学博士、経営学博士。 1963年、北海道生まれ。 東京歯科大学大学院修了後、世界レベルの技術を学ぶためニューヨーク大学、ペンシルベニア大学、イエテボリ大学で研鑽を積み、医療法人社団いのうえ歯科医院を開業。自身の医院で理事長を務めながら、東京医科歯科大学、東京歯科大学非常勤講師、インディアナ大学客員講師など国内外の7つの大学で役職を兼任している。 その技術は国内外から評価され、とくに最新医療、スピード治療の技術はメディアに取り上げられ、注目を集める。 世界初のジョセフ・マーフィー・トラスト(潜在意識の権威)公認グランドマスター。 本業の傍ら、世界的な能力開発プログラム、経営プログラムを学んだ末に、独自の成功哲学「ライフコンパス」をつくり上げ、「価値ある生き方」を伝える著者として全国各地で講演を行っている。著書は80冊を超え、累計130万部を突破。 実話から生まれたデビュー作『自分で奇跡を起こす方法』はテレビ番組で紹介され、大きな反響を呼んだ。『本物の気づかい』、『人生の黄昏を黄金に変える「賢者のかけ算」』、『人間関係が整うとすべてうまくいく』など著書多数。
1. 概要
『一流の人間力』は、井上裕之氏が人間力の重要性を説く一冊です。井上氏は、多くの人が成功を目指す中で、単なるスキルや知識だけではなく、「人間力」が成功の鍵を握ると主張します。
人間力とは、
「社会で価値のある人生を生きるための総合力」のこと。
本書では、人間力を高めるための具体的な方法や実践的なアドバイスが豊富に紹介されています。ビジネスや日常生活での成功を目指す人にとって、非常に役立つ内容が詰まっており、自己成長を促すガイドブックとしての価値があります。
人間力を高める7つの習慣
①「素直さ」の習慣
②「学び」の習慣
③「自責」の習慣
④「礼儀礼節」の習慣
⑤「立ち直る(失敗)」の習慣
⑥「自愛」の習慣
⑦「成長」の習慣
2.人間力を高める7つの習慣
①「素直さ」の習慣
・素直に受け入れる
・気持ちよく「はい」「分かりました」と返事を返す
・心のこもった感謝の言葉(=ありがとう)を受け取る
・注意を受けた時ほど「ありがとう」を欠かさない
・自分の中に無いものを選択し、素直に受け入れることが成長につながる
・自己投資する
・「面倒くさい」と思う前に行動する
・目的を明確にする
・利他の精神で行動する
②「学び」の習慣
・100%ターゲットにフォーカスする
・自分を捨てて、まずはすべてを受け入れる
・海外旅行に行く
・外国人の友達を作る
・日本文化を学ぶ
・ワンランク上の経験をする
・学校やセミナーに通う
・個人コンサルを受ける
・利他の精神を身につける
・一流の人が使う言葉を学ぶ
・うまくいかなかったときは必ず検証する
③「自責」の習慣
・すべて自分の責任と考える
・「起こった事実」にベクトルを向ける
・問題改善シートを作る
・相手の感情に目を向ける
・8対2で相手を優先する
・相手の「いいな」と思うところを褒める
・相手の話をじっくり聞く
・人を紹介する
・必要としている情報を提供する
・自分がうれしかったことは、他の誰かにもしてあげる。
④「礼儀礼節」の習慣
・1トーン高い声であいさつする
・2割の一流人の考え方と、
8割の一般人の考え方をうまく取り入れる
・TPOに合わせた受け答えをする
・きれいな食べ方を身につける
・TPOをわきまえた身だしなみをする
・配慮の行き届いたリマインドメールを送る
・食事の約束を社交辞令で終わらせず、日程調整まで行う
⑤「立ち直る(失敗)」の習慣
・メンタル落ちから抜け出す3ステップ
①メンタルが落ちてきたと思ったら原因を思いつくだけ机上に並べる
②一つひとつ問題に向き合う
③今の自分にできることに頭をシフトさせ、行動に移す
・自分の中に新しいことを取り入れて、いら立つ気持ちを薄める
・「ここは器を大きく」と心で呟く
・失敗から価値を見出す
・なぜ謝らなければいけないのかを考える
⑥「自愛」の習慣
・ありのままの自分を認める
・内観する
・2日間完全オフにして自分自身と向き合ってみる
・悩みを完全に吐き出す
・「気が進まない人の付き合い」をやめる
・「性に合わない仕事」をやめる
・自分を大切にする
・自分のモノサシで自分を見る
⑦「成長」の習慣
・お金を稼ぐこと以外の仕事の目的を持つ
・人の役に立つことを考える
・仕事の価値を自分自身に問い続ける
・現在の夢や目的をイメージし、感情が伴っているかどうかを確認する
・「人生」「仕事」「お金」「人間関係」「健康」の5項目で目的を設定する。
・「これまでの実績のプロフィール」+「なりたい自分のプロフィール」を意識する
・「すぐ試す」+「感謝」+「お礼」
3. 感想とレビュー
本書を読んで感じたことは、井上氏のメッセージが非常に実践的でありながらも、深い洞察に満ちている点です。特に、ビジネスパーソンや自己啓発に興味を持つ読者にとって、日常生活にすぐに取り入れられる具体的なアドバイスが豊富に含まれていることが魅力的です。井上氏の経験に基づく事例やエピソードが、内容に説得力を持たせ、読者が共感しやすくなっています。
井上氏は、成功のためには人間力が欠かせないと強調し、それを実践するための具体的な方法を示しています。紹介されている「人間力を高める7つの習慣」の中から、今すぐ始めることができるものが見つかります。
4. 本書の魅力とおすすめポイント
本書の魅力は、井上氏の言葉が非常に分かりやすく、実践しやすい点にあります。例えば、共感力を高めるために「相手の立場になって考える」ことが大切だと述べていますが、そのための具体的な方法や日常生活で実践できる小さなステップが紹介されています。また、自己認識の重要性についても、ただ「自分を見つめ直す」という抽象的なアドバイスではなく、具体的な方法や習慣が提案されています。
さらに、逆境を乗り越える力についても、井上氏は自身の経験をもとにした実践的なアドバイスを提供しており、読者が逆境に直面した際に参考にできる内容となっています。これらのアドバイスは、読者が日常生活や仕事で直面する問題に対処するためのヒントとなり、自己成長を促すきっかけとなるでしょう。
5. まとめ
『一流の人間力』は、成功を目指す人々にとって非常に有益な一冊です。井上氏が強調する「人間力」は、ビジネスやプライベートでの成功だけでなく、より充実した人生を送るために必要不可欠な要素です。本書を通じて、自己成長のための具体的なアドバイスを学び、それを日常生活に取り入れることで、確実に人間力を高めることができるでしょう。
本書を手に取ることで、自分自身を見つめ直し、日々の生活や仕事にどう生かすかを考えるきっかけになることは間違いありません。成功を目指すすべての人にとって、価値あるガイドブックとなる本書をぜひ読んでみてください。
最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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