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今回は『１年で億り人になる』についてレビューと要約の記事となります。
著者
戸塚真由子（とつか・まゆこ）
株式会社ＭＡＹＵＫＯｎｅｓｓ代表取締役社長
資産構築コンサルタント／禁労コンサルタント
愛知県出身。超倹約家の家庭で育った反動で、「お金持ちになる」が小さい時からの夢になる。
公務員として勤務した後、民間に転職し、月収８００万円を稼ぐ凄腕営業となる。しかし「高収入＝お金持ち」ではないことに気付き方針転換。婚活もかねて世界３８カ国を行き来し、アメリカ、ドバイ、スイス、アブダビ、モロッコ、モナコ、フランス、イタリア、台湾などで活躍する世界中の大富豪やＶＩＰとの太いパイプを作る。資産家と３回結婚するも、それぞれ離婚を経てバツ３に。
ある時、現在の投資の師匠に出会い、資産・収入ゼロからたった３カ月でＦＩＲＥ達成、４カ月で資産１億円になる。
その教えを広めて「１人でも多くのＦＩＲＥを達成」させるべく資産構築のコンサルティングを行う。指導した生徒の７４％以上を、資産ゼロや３０００万円以上のカードローン地獄といった状況から生還させる。口コミで話題となり、海外からの受講者も多数。現在は１年以上のキャンセル待ちに。運営しているブログも、ハッシュタグランキング連続１位を獲得し、多くの読者に支持されている。
1. 本書の概要
「誰でもできる！億り人への最短ルート」
『１年で億り人になる』は、著者である戸塚真由子氏が、自身の経験とノウハウを元に、短期間で億万長者になるための具体的な方法を解説した一冊です。従来の「コツコツ貯金」といったお金の増やし方とは全く異なる、大胆かつ戦略的な方法論が特徴です。
本書では、「現物投資」という手法に焦点を当て、具体的な投資方法や心構えを解説しています。特に、不動産投資をメインに据え、短期間で大きな資産を築くためのロードマップを示しています。
2. 本書の要約
本書の核となる考え方は、「現物投資」を通じて資産を拡大し、経済的な自由を手に入れるということです。
現物投資とは
現物投資とは、株式や債券といった金融商品ではなく、不動産や金などの実物資産に直接投資する方法です。特に、本書では不動産投資が力強く推奨されています。不動産投資は、安定的な収入源となる家賃収入を得ることができ、長期的な資産形成に適しているという点で注目されています。
億り人になるためのステップ
- 稼ぐ発想を捨てる: 従来の「働いて稼ぐ」という考え方から脱却し、「資産に働かせる」という発想を持つことが重要です。
- お金を借りて資産を買う: 良い借金は、資産を増やすための投資です。不動産投資など、将来的な収益が見込めるものに積極的に投資しましょう。
- 法人を作る: 法人設立することで、節税効果や金融機関からの信用度向上など、多くのメリットがあります。
- 不動産投資に力を入れる: 不動産は、安定した収益をもたらす資産として、億り人への道に最も近道です。
成功するためのマインドセット
- 行動力: 情報を得たら、すぐに行動に移すことが重要です。
- リスク許容度: 投資には必ずリスクが伴います。リスクを恐れず、挑戦することが大切です。
- 継続性: 投資は一朝一夕にできるものではありません。継続して努力することが重要です。
3. ココだけは押さえたい一文
- 「まず稼ぐ」という「貧者の発想」を捨てるべし
大富豪は、「どうやっても元手を稼ごう」なんて考えない。
「どうやって元手を集めようか」
「どうやって借りようか」と考える
お金を増やすために「まず大きなお金を集める（借りる）」 - 腹を決めたら迷わず投資するのが、成功する秘訣
- 人とは違うことをやる人が最大のリターンを得る
- 何かを失ってでも最も大切なことを選ぶ、そのためにも「やらないこと」を決める
- あらゆることに対して、無駄だと感じたらスパッと見切りをつけてトレードオフを行う
- 成功する人は、成功するタイミングで捨てるべきものが3つある
- 付き合う人
- それまでいた環境
- 時間
- 相手が喜んで倒れるほど「先」に与えろ
たとえこちらが儲からなくても、相手のためにと思って一生懸命「先に与えてあげる」といい。
見返りを求めず、「先に与える」ほどなぜか豊かになる。
「お金持ちになりたいなら、お金のことを考えないこと。先に与えること」
- 早く結果を出す人の最大の特徴は、言われたことを素直に最速でやっている人
- 「利率の良さ」より「負けないこと」を優先する
良い「現物投資」は、基本的には負けない投資です。
その代わりに、利率がものすごい良いわけではなく、最高でも年利15％ぐらいでしょう。むしろ、そんなに利率が高いケースはまれで、通常は年利8～9%くらいが相場です。
「年利30%の現物投資があるんですが・・・」と声をかけられたら、絶対にその話に乗ってはいけません。 - 支出の額は、収入の額に到達するまで膨張する
特に「年収800万円」を超えたあたりから、大幅に浪費する傾向があるので注意 - 詐欺を見分ける「5つの原則」
- 仕組みがシンプルか
AIを使ってどうのこうのとか、何度聞いてもよくわからない投資の話、これにピタリとはまったらほぼ詐欺確定です。 - 投資可能金額が安すぎないか
詐欺師が1億円以上の金額を預かることはめったにありません。1億円を超えた金額を騙すと、殺される危険性があるからです。 - 年利20%を超えていないか？
世界的に尊敬されている投資家のウォーレン・バフェット氏ですら、年利の上限は20%です。 - ポンジスキームではないか？
ポンジスキームの特徴として、運用をしていないことが挙げられます。元手を償還しようとしても、ゴチャゴチャ言われて償還できないものはポンジスキームの可能性が高いでしょう。 - 運用者と常に連絡が取れるか？
運用者がどんな人物で、どのような顔かもわからない。そういった状況は、詐欺かもしれません。
- 仕組みがシンプルか
- 時間とは「命」であり、「信用」そのものである
時間を守れない人間に「命」は預けない
4. 感想とレビュー
大胆な目標と具体的な戦略
本書は、短期間で億り人になるという大胆な目標を掲げ、具体的な戦略を提示しています。従来の投資本とは異なり、より実践的な内容が満載で、読者の行動を促します。
現物投資のメリットを具体的に解説
現物投資、特に不動産投資のメリットを具体的に解説しており、読者に投資の楽しさと可能性を感じさせてくれます。しかし、不動産投資は高額な初期費用が必要となるため、慎重な検討が必要です。
リスクについても言及
本書では、投資のリスクについても言及されています。高額な投資を行う以上、損失が出る可能性も考慮する必要があります。読者は、本書の内容を鵜呑みにせず、慎重に判断することが重要です。
読者層
本書は、短期間で大きなお金を稼ぎたいと考えている人や、不動産投資に興味がある人におすすめです。しかし、投資は専門知識が必要であり、リスクも伴うため、初心者にはハードルが高いと感じられるかもしれません。
5. まとめ
『１年で億り人になる』は、大胆な目標と具体的な戦略で、読者に投資への興味を掻き立てる一冊です。しかし、本書の内容を実践するためには、ある程度の知識と経験が必要となります。
投資を始める際は、本書の内容を鵜呑みにせず、ご自身の判断で投資を行うようにしましょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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