ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は「雑談の一流、二流、三流」についての記事となります。
■著者
桐生 稔 (きりゅう みのる)
株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役
日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
一般社団法人日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ。新潟県十日町市出身。
2002年、全国1200支店運営する大手人材派遣会社に入社。
極度な人見知りが原因で新卒3カ月で左遷される。
そこから一念発起し、売上達成率No1を実現する。
2017年、社会人のリアルコミュニケーション力を向上すべく、
株式会社モチベーション&コミュニケーションを設立。
数多くトレーニングを行ってきた経験から、人の心が動くコミュニケーションパターンを発見。日経新聞、プレジデント、東洋経済ONLINE、YAHOO!ニュースなど、数多くのメディアに取り上げられる。
著書に『質問の一流、二流、三流』『説明の一流、二流、三流』がある。
■まとめ
・一流は相手に焦点を当てることから始める。
相手が話題の中心になるように話を振る。
・一流は質問する。
相手が話しやすいように会話を導く。
・雑談は毎日している5つのテーマから探す。
1:食べること
2:働くこと
3:動くこと
4:お金を使うこと
5:寝ること
・接続詞を使って、相手から自然に会話を引き出す
「ということは」
「そうすると」
「ちなみに」
・具体的な質問をする。
あまり考えなくても答えられるような質問をする。
脳に疲労を起こさせない。
・頷きと感情をセットにして、相手の話に反応し、相手の承認欲求を満たす。
「へぇ~」
「はぁ~」
「ほぉ~」
を使って、感情を表現する。
・全力で励ます。
相手を承認し、賞賛し、奨励する。
相手の気持ちをプラスにさせる。
・人がプラスな気持ちになる3つのこと。
①認められたい
②褒められたい
③励まされたい
・人は自分に対してよくしてくれた人を無碍にできない。
<返報性の法則>
無視はダメ。
次に嫌うのが「被せ」
話している最中に話を遮ったり、話を乗っ取らない。
「私も~した!」と言って被せない。
「すごい」「いいね!」と承認する。
・オノマトペを使う。
擬声語、擬音語を使って話にインパクトを出す。
・感情は伝染する。
率先して笑えば、伝染する。
状況、その場の吸気を自ら替える。
自分が笑えば、周りも笑う。
自分がイライラすると、周りもイライラする。
・話すときは相手に腹を向ける。
視線だけでなく、腹を向ける。
自分の重要な部分を見せる。
・人は目上の人が目下の人を指導するようにできている。
「どうしたらそのように?」
経験則を引き出すような質問をして、教えを乞う。
・ギャップを作って、相手を惹きつける。
予想を裏切ることで、印象を残す。
・相手の心の反応を考えて話す。
「どんな会話をしたら、相手が心を開いてくれるか?」
「相手の求めているものは何か?」
「相手が喜んでくれるものは何か?」
■感想
「雑談本」関連のハウツー本で最も読まれている本の一冊。人を動かすためには、説明力や専門知識ではなく、相手との関係性。その関係性を構築するのに必要なのが『雑談力』。
雑談は苦手の人が多いのでは?自分の場合、1on1を実施しても、すぐ具体的な仕事の話をしてしまい、1on1の目的が果たせないことが多かった。また、役員や上司との外出時や会議最初5分のアイスブレイクができずに困っていたので、手に取った一冊。
書かれていることは、とてもシンプルですぐにでも実践できることばかり。難しいことはなく、読んだ翌日から試すことができる。「あなたと話していると楽しい」「また話したい」と思われたい人になれる。人間関係、営業力、スピーチスキル、様々なビジネスシーンで活用が可能。コミュニケーションに悩んだ時にもおすすめです。
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。
その他の記事はこちら
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。
X(Twitter)、Threads、instagramもやっているので、もしよかったら覗いてください。