2025年1月24日の日経BOOKPLUSに、話題の本 書店別・週間ランキング(2025年1月第2週)が特集されていた。サイトでは、丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、紀伊國屋書店 新宿本店の3書店で、ビジネス書、ノンフィクション、フィクション、新書、文庫など様々なカテゴリーランキングが紹介されている。本ブログでは、丸の内で働く40~50代の会社員が多いと思われる丸善 丸の内本店の経済・金融ビジネス書のランキングを紹介する。
- 【経済・金融ビジネス書ランキング】
- 1. エミン流「会社四季報」最強の読み方 (エミン・ユルマズ 著、東洋経済新報社)
- 2. 本当の自由を手に入れるお金の大学 (両@リベ大学長 著、朝日新聞出版)
- 3. 読みだしたら止まらない超凝縮 人類と経済学全史 (アンドリュー・リー 著、東洋経済新報社)
- 4. 財務省亡国論 (高橋 洋一 著、あさ出版)
- 5. 今さら聞けない投資の超基本 (泉 美智子/奥村 彰太 著、朝日新聞出版)
- 6. 技術革新と不平等の1000年史 上 (ダロン・アセモグル/サイモン・ジョンソン 著、早川書房)
- 7. 日本の論点 2025-26 (大前 研一 著、プレジデント社)
- 8. 経済の仕組み 学び直しの教科書 (原田 亮介 著、日経BP)
- 9. 技術革新と不平等の1000年史 下 (ダロン・アセモグル/サイモン・ジョンソン 著、早川書房)
- 10. PBR・資本コストの視点からの株価上昇戦略 (藤田 勉 著、金融財政事情研究会)
【経済・金融ビジネス書ランキング】
1. エミン流「会社四季報」最強の読み方 (エミン・ユルマズ 著、東洋経済新報社)
本書は、会社四季報を単なるデータ集ではなく、投資戦略に活かすための羅針盤として捉え、独自の視点と分析手法を解説しています。著者のエミン・ユルマズ氏は、長年の投資経験に基づき、四季報のどこに着目すべきか、どのように情報を読み解けば有望企業を発掘できるのかを具体的に示します。業績予想の裏側にある企業の戦略や市場動向を読み解くことで、投資判断の精度を高める方法を学ぶことができます。四季報を使いこなしたい投資家はもちろん、企業分析に関心のあるビジネスパーソンにとっても、実践的な知識と洞察力を養うための必読の一冊です。
2. 本当の自由を手に入れるお金の大学 (両@リベ大学長 著、朝日新聞出版)
本書は、「お金の大学」というコンセプトのもと、お金に関する5つの力(貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う)をバランス良く高める方法を体系的に解説しています。単なる節約術や投資テクニックにとどまらず、お金との向き合い方、人生設計におけるお金の役割など、より根本的な視点からお金について学ぶことができます。具体的な事例や図解を交えながら、初心者でも分かりやすく解説されているため、お金について学びたい全ての人におすすめです。経済的自由を手に入れるための第一歩を踏み出すための羅針盤となるでしょう。
3. 読みだしたら止まらない超凝縮 人類と経済学全史 (アンドリュー・リー 著、東洋経済新報社)
本書は、人類の歴史と経済学の発展を壮大なスケールで描き出した一冊です。古代メソポタミアの物々交換から現代の金融危機まで、歴史上の重要な出来事と、それらに影響を与えた経済思想を凝縮して解説しています。アダム・スミス、マルクス、ケインズといった経済学者たちの思想だけでなく、歴史的な背景や社会情勢との関連も分かりやすく解説されているため、経済学の全体像を俯瞰的に捉えることができます。経済学に興味があるけれど、どこから学べば良いか分からないという方にとって、最適な入門書と言えるでしょう。
4. 財務省亡国論 (高橋 洋一 著、あさ出版)
本書は、日本の財政問題をデータに基づき詳細に分析し、財務省の政策を批判的に検証しています。著者は、財務官僚としての経験を踏まえ、日本の財政運営の現状と課題を浮き彫りにし、具体的なデータを用いて問題点を指摘します。増税論議の裏側や、財政再建の可能性についても考察しており、日本の財政に関心のある方、現状の政策に疑問を持っている方にとって、示唆に富む内容となっています。
5. 今さら聞けない投資の超基本 (泉 美智子/奥村 彰太 著、朝日新聞出版)
本書は、投資の基本を徹底的に解説し、初心者でも安心して投資を始められるように構成されています。投資の種類、リスクとリターン、投資戦略、銘柄の選び方など、投資に必要な基礎知識を分かりやすく丁寧に説明。図解やイラストも豊富に用いられているため、難しい専門用語に戸惑うことなく、スムーズに理解を深めることができます。これから投資を始めたいと考えている方、投資の基礎知識を学び直したい方にとって、最適な入門書と言えるでしょう。
6. 技術革新と不平等の1000年史 上 (ダロン・アセモグル/サイモン・ジョンソン 著、早川書房)
本書は、過去1000年にわたる技術革新の歴史を紐解きながら、技術革新と不平等の関係を考察しています。農業革命、産業革命、情報革命など、歴史上の重要な技術革新が社会や経済にどのような影響を与えたのか、具体的な事例を交えながら分析。技術革新がもたらす恩恵と同時に、不平等拡大のリスクについても考察しており、歴史と経済に関心のある方にとって、示唆に富む内容となっています。
7. 日本の論点 2025-26 (大前 研一 著、プレジデント社)
本書は、日本経済の現状と課題を多角的に分析し、今後の展望を示すことを目的としています。少子高齢化、技術革新、グローバル化など、日本が直面する様々な課題を取り上げ、それぞれの分野における論点を提示。現状を打破し、日本が取るべき道筋を考察しています。日本の将来に関心のある方、現状に危機感を抱いている方にとって、必読の一冊と言えるでしょう。
8. 経済の仕組み 学び直しの教科書 (原田 亮介 著、日経BP)
本書は、経済の基本を分かりやすく解説し、経済学を学び直したいという読者のニーズに応えます。経済の仕組み、市場の原理、金融政策、財政政策など、経済の基礎知識を体系的に学ぶことができます。図解やグラフも豊富に用いられているため、難しい経済理論も視覚的に理解することができます。経済学を学び直したい方、経済ニュースをより深く理解したい方にとって、最適な入門書と言えるでしょう。
9. 技術革新と不平等の1000年史 下 (ダロン・アセモグル/サイモン・ジョンソン 著、早川書房)
上記6.の続編。上巻で提示された技術革新と不平等の関係について、さらに深く掘り下げて考察しています。具体的な事例やデータを用いて、より詳細な分析を展開。歴史と経済に関心のある方にとって、読み応えのある内容となっています。
10. PBR・資本コストの視点からの株価上昇戦略 (藤田 勉 著、金融財政事情研究会)
本書は、PBR(株価純資産倍率)と資本コストに着目し、企業価値を高め、株価上昇につなげるための戦略を解説しています。企業価値評価の基本から、PBRと資本コストの関係、具体的な改善策まで、体系的に学ぶことができます。企業経営者、投資家、企業価値評価に関心のある方にとって、実践的な知識を得るための必読の一冊と言えるでしょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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