2025年5月23日の日経BOOKPLUSに、話題の本 書店別・週間ランキング(2025年5月第2週)が特集されていた。サイトでは、丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、紀伊國屋書店 新宿本店の3書店で、ビジネス書、ノンフィクション、フィクション、新書、文庫など様々なカテゴリーランキングが紹介されている。本ブログでは、丸の内で働く40~50代の会社員が多いと思われる丸善 丸の内本店のビジネス(ノンフィクション)のランキングを紹介する。
【ノンフィクション ランキング】
1. 欲望100個書いてみた
(ASAGI (小田桐 あさぎ)/高坂 ゆう香 著)
ASAGI(小田桐あさぎ)氏が、自身の「欲望」を具体的に100個書き出すというユニークなアプローチを通じて、自己理解を深め、人生をより豊かにする方法を提示しています。漠然とした願望ではなく、心から望むことを具体的に言語化することで、本当に大切なものを見つけ出し、行動へと繋げることの重要性を説きます。欲望を明確にすることで、自己肯定感を高め、日々の生活にモチベーションをもたらし、理想の未来を引き寄せるための実践的なヒントが満載です。自己実現を目指すすべての人、特に自分の「本当にやりたいこと」が見つからないと感じている人にとって、内なる声に耳を傾け、人生をデザインするための刺激的な一冊となるでしょう。
2. 今からでも遅くない! 60代からの英語学び直し術
(喜島 通夫 著)
60代から英語学習を始めるすべての人に向けて、効果的な学習法とモチベーション維持の秘訣を伝授します。著者の喜島通夫氏は、シニア世代ならではの学習の強みを活かし、無理なく楽しく英語を習得するための具体的なステップを紹介しています。記憶術の活用、日常生活での実践、オンラインツールの効果的な利用法など、今日から始められる実践的なノウハウが満載です。いくつになっても学び続けることの喜びと可能性を教えてくれる一冊であり、英語学習を諦めていた方や、新たな挑戦をしたいと考えているシニア層にとって、大きな勇気を与えてくれるでしょう。
3. 頭がいい人のChatGPT & Copilotの使い方
(橋本 大也 著)
AI技術の最前線にあるChatGPTとGitHub Copilotを、ビジネスや日常生活で最大限に活用するための実践的なガイドブックです。著者の橋本大也氏は、情報収集、文章作成、プログラミング補助など、これらのAIツールを効果的に使いこなすための具体的なプロンプトの書き方、連携方法、そして注意点などを分かりやすく解説しています。単なるツールの紹介に留まらず、AIを「頭のいいパートナー」として活用することで、生産性を飛躍的に向上させるための思考法を提示しています。ビジネスパーソンからクリエイター、エンジニアまで、AIを活用して自身の能力を拡張したいと考えるすべての人にとって、必読の一冊となるでしょう。
4. TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ
(TEX加藤 著)
TOEIC L&R TEST対策のカリスマ講師であるTEX加藤氏による、頻出単語・フレーズ集の決定版です。本書では、実際の試験で高頻度に出題される重要な単語やフレーズを厳選し、効率的に記憶するための工夫が凝らされています。音声ダウンロードや例文、語源解説などを活用することで、短期間で語彙力を増強し、スコアアップに直結する実践的な知識を習得できます。TOEIC受験者にとって、まさに「特急」で目標スコア達成をサポートする一冊であり、繰り返し学習することで、確実な語彙力アップと自信へと繋がるでしょう。
5. NEXUS 情報の人類史 上
(ユヴァル・ノア・ハラリ 著)
『サピエンス全史』『ホモ・デウス』で世界的な知的好奇心を刺激してきたユヴァル・ノア・ハラリによる最新作(上巻)です。本書では、「情報」という普遍的な存在が、人類の歴史、社会構造、そして個人の思考にどのような影響を与えてきたのかを壮大なスケールで描き出します。文字の発明からインターネット、そしてAIの台頭まで、情報の変遷を辿りながら、私たちがどのように情報を捉え、活用し、そして時に翻弄されてきたのかを深く考察します。ハラリならではの鋭い洞察力と未来を見据える視点が、読者の知的好奇心を強烈に刺激する一冊であり、現代社会を理解するための新たな視点を提供してくれます。
6. PLURALITY 対立を創造に変える、協調テクノロジーと民主主義の未来
(オードリー・タン/E・グレン・ワイル 著)
台湾のデジタル担当大臣であるオードリー・タン氏と、著名な経済学者であるE・グレン・ワイル氏が、分断が深まる現代社会において、対立を乗り越え、より良い社会を築くための新たなアプローチ「PLURALITY(多元性)」を提示しています。テクノロジーを活用した民主主義の再構築、協調と多様性を尊重する社会のあり方、そして人々が共に未来を創造するための具体的な方法論を議論しています。分断の時代に希望を見出し、より inclusive な社会を目指すすべての人にとって、新たな視点と行動を促す刺激的な一冊となるでしょう。
7. 英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方
(川崎 あゆみ 著)
「英語を話したいけれど、なかなか言葉が出てこない…」と感じている多くの学習者に向けて、日本語を介さずに英語で考え、スムーズに話せるようになるための画期的なトレーニング法を提案します。文法や単語を知識として覚えるだけでなく、英語独特の思考回路を身につけるための具体的なメソッドを、豊富なイラストや図解とともに分かりやすく解説。まるで母語のように自然に英語が出てくる「英語脳」を育成するための実践的なガイドです。英会話力を向上させたい人、英語でのコミュニケーションに自信を持ちたい人にとって、具体的な練習法が満載の、まさに目からウロコの一冊となるでしょう。
8. ALL IN ONE コンサイス 英語上級者になるための390例文
(高山 英士 著)
英語上級者を目指すすべての人に向けて、英語の「骨格」となる重要な390の例文を厳選し、それらを徹底的に習得することで、総合的な英語力を飛躍的に向上させることを目指します。単に例文を暗記するだけでなく、文法、語彙、表現、そして文化的な背景までを網羅的に解説。各例文は、実際のコミュニケーションで頻繁に用いられる表現を中心に構成されており、実践的な英語力を身につけるための最適な学習ツールとなるでしょう。TOEIC、英検などの資格試験対策はもちろん、ビジネス英語や日常会話で、より洗練された表現を使いこなしたいと願う人にとって、英語力アップのための強力な味方となる一冊です。
9. 西洋の敗北
(エマニュエル・トッド 著)
世界的な人口学者であり歴史学者であるエマニュエル・トッドが、現代における西洋文明の衰退を、人口統計学、地政学、そして文化人類学の多角的な視点から分析する衝撃的な一冊です。アメリカの覇権の陰り、ヨーロッパの停滞、そしてロシアや中国といった非西洋世界の台頭を、緻密なデータと大胆な仮説に基づいて読み解きます。西側諸国が抱える構造的な問題点を浮き彫りにし、今後の世界秩序の変動を予測する、知的刺激に満ちた一冊です。国際情勢、地政学リスク、そして文明の未来に関心のあるすべての人にとって、深く考えさせられる視点を提供してくれるでしょう。
10. 心も体ももっと、ととのう 薬膳の食卓365日
(川手 鮎子 著)
日々の食卓に「薬膳」の知恵を取り入れることで、心身のバランスを整え、健康的な生活を送るための実践的なガイドブックです。季節ごとの体調変化や個人の体質に合わせた食材の選び方、簡単な調理法、そして薬膳の基本的な考え方を分かりやすく解説。365日、日替わりで楽しめるレシピが豊富に掲載されており、今日からすぐに実践できる点が魅力です。単なるレシピ集に留まらず、自身の体調と向き合い、食を通して心身を癒すための哲学的な視点も提供してくれます。健康志向の人、食生活を見直したい人、そして毎日を活き活きと過ごしたいと願うすべての人にとって、心も体も満たされる一冊となるでしょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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