日経BOOKプラス厳選 仕事に役立つ「歴史教養」の良書9冊

レコメンド-超個人的おすすめ-
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「時間を無駄にせず、確実に良書と出会いたい」

日経BOOKPLUSに掲載されていた「仕事に役立つ「歴史教養」の良書 順番に読むと理解深まる、おすすめの9冊」を紹介します。

現在のニュースの背景には、必ず歴史が深く関わっています。世の中で何が起きているのかを正確に読み解くためには、単に日本史や世界史の知識だけでなく、地理的要因を絡めた地政学の知識も不可欠となっています。

さらに、ビジネスの現場においては、経済学や経営戦略に関する知識も非常に重要です。こうした多岐にわたる歴史の知識や教養を身につけておくことは、仕事上のコミュニケーション、特に取引先や上司との雑談において大いに役立ちます。

それだけでなく、組織や社会が今後どのような方向に向かおうとしているのかを理解する上で、これらの歴史的教養は大きなヒントを与えてくれるでしょう。過去から現在への流れを理解することで、未来を予測し、適切な判断を下すための基盤を築くことができます。

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1. 私たちはなぜ、学び続けるのか

(池上彰 著)

ジャーナリストの池上彰氏による本書は、現代社会において「学び続けること」がなぜ重要なのかを、多角的な視点から深く考察しています。変化の激しい時代に生きる私たちにとって、既存の知識やスキルだけでは対応できない現実がある中で、生涯にわたる学習が自己成長、キャリア形成、そして豊かな人生を送る上で不可欠であると説きます。単なるスキルアップのためだけでなく、人間としての器を広げ、本質的な教養を身につけることの意義を、具体的な事例や自身の経験を交えながら分かりやすく解説。読者自身が「なぜ学ぶのか」という問いと向き合い、知的好奇心を刺激され、自律的な学習への意欲を高めることでしょう。ビジネスパーソンはもちろん、あらゆる世代の「学びたい」という気持ちに応える一冊です。

2. 池上彰のやさしい経済学【令和新版】 1 しくみがわかる

(池上彰 著)

ジャーナリスト・池上彰氏による本書は、複雑で難解に思われがちな「経済学」の基本を、誰もが理解できるよう、やさしい言葉と豊富な事例で解説しています。特に本書では「お金のしくみ」に焦点を当て、私たちが日々触れるお金がどのように生まれ、流通し、社会や経済に影響を与えるのかを、歴史的背景も交えながら丁寧にひも解いています。銀行の役割、金利、インフレ・デフレ、金融政策など、経済のニュースを理解するために不可欠な基礎知識が網羅されており、経済学の面白さや実用性を実感できるでしょう。経済学に初めて触れる人や、お金の流れについて深く理解したいと考えるすべての人にとって、まさに「やさしい経済学」の入口となる必読の書です。

3. 池上彰のやさしい経済学【令和新版】 2 ニュースがわかる

(池上彰 著)

池上彰氏の「やさしい経済学」シリーズ第2弾となる本書は、前巻で培った経済の基本知識を土台に、現代の世界と日本の経済が直面する課題と、その未来について考察します。グローバル化、少子高齢化、環境問題、テクノロジーの進化など、複雑に絡み合う要素が経済に与える影響を、分かりやすい言葉で解説。世界経済の動向、日本の立ち位置、そして私たちが今後どのように経済の変化に対応していくべきかについて、池上氏ならではの明快な視点で提示します。経済学を通じて世界を理解し、自身の未来を考える上での羅針盤となる一冊です。ニュースの背景にある経済の動きを読み解き、自身のビジネスや生活に活かしたいと願うすべての人にとって、新たな気づきと学びを提供してくれるでしょう。

4. 戦後日本経済史

(日本経済新聞社 編)

日本経済新聞社が編纂した本書は、第二次世界大戦後の日本経済が、どのようにして復興し、高度成長を遂げ、そしてバブル崩壊後の「失われた時代」を経て現在に至るのかを、詳細なデータと鋭い分析で描き出しています。戦後の焼け野原から奇跡的な経済成長を遂げた要因、オイルショックやプラザ合意が経済に与えた影響、そしてIT化やグローバル化への対応など、激動の時代を乗り越えてきた日本経済の変遷を体系的に理解できます。単なる年表的な記述に留まらず、各時代の政策決定、企業の戦略、そして人々の暮らしの変化までを網羅し、日本経済の強みと弱み、そして将来への示唆を与えてくれるでしょう。現代のビジネスパーソンが、過去から学び、未来を洞察するための貴重な一冊です。

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5. 一気読み世界史

(出口治明 著)

出口治明氏による本書は、太古の昔から現代に至るまでの人類の壮大な歴史を、圧倒的な知識量と独自の視点から「一気読み」できる形で解説しています。単なる年号や出来事の羅列ではなく、人類の移動、文明の興亡、宗教や思想の影響、そしてテクノロジーの進化が、いかに世界を変えてきたかをダイナミックに描き出します。歴史上の重要人物やエピソードを織り交ぜながら、世界の潮流や現代社会の根源にあるものを理解するための教養を提供。ビジネスパーソンがグローバルな視点を持ち、複雑な国際情勢を読み解くためにも、歴史的教養は不可欠です。歴史を楽しく、そして本質的に学びたいすべての人にとって、まさに「世界史の決定版」と言える一冊です。

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6. 教養としての「地政学」入門

(出口治明 著)

出口治明氏による本書は、国際政治や経済の動向を理解する上で不可欠な「地政学」の基本を、初心者にも分かりやすく解説しています。地理的な条件が、国家間の関係、資源の争奪、そして国際紛争にどのように影響を与えるのかを、歴史的な事例や現代のホットスポットを交えながらひも解きます。世界地図を新たな視点で見つめ直し、ニュースの背景にある地政学的な要因を読み解く力が養われるでしょう。ビジネスパーソンがグローバルな視点で市場を理解し、リスクを予測するためにも、地政学の知識は不可欠です。国際情勢に関心のあるすべての人にとって、世界の「今」と「これから」を深く理解するための必読の書です。

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7. マンガ 経営戦略全史 (新装合本版)

(三谷宏治 著/星井博文・シナリオ/飛高翔・画)

経営学者の三谷宏治氏が監修した本書は、難解に思われがちな「経営戦略」の歴史と主要な理論を、マンガという親しみやすい形式で解説しています。古代の軍事戦略から現代のデジタル戦略まで、時代を動かした戦略家たちの思考、企業が成功を収めるための競争優位性、そして変化に対応するための組織のあり方などを、ストーリー仕立てで楽しく学ぶことができます。ポーターの競争戦略、ブルーオーシャン戦略、プラットフォーム戦略など、ビジネス書で頻繁に登場する概念も、マンガを通して視覚的に理解できるため、経営戦略の基礎を学びたい初心者から、新たな視点を得たいベテランまで、幅広い層におすすめです。

8. オリエント 東西の戦略史と現代経営論

(三谷宏治・守屋淳 著)

経営学者の三谷宏治氏と、中国古典研究者の守屋淳氏が共著した本書は、古代オリエントから現代に至るまでの「東西の戦略史」を紐解き、そこから現代の経営に応用できる普遍的な知恵を引き出しています。孫子やクラウゼヴィッツといった古典的な戦略思想を深く掘り下げながら、現代のビジネス環境で求められるリーダーシップ、組織論、そして競争戦略のヒントを提示。歴史から学ぶことで、複雑な現代の課題を乗り越えるための本質的な思考力を養うことを促します。ビジネスパーソンが、単なるテクニックに留まらない、より深い洞察力と戦略的思考力を身につけるための、知的な刺激に満ちた一冊です。

9. 社史から読み解く長寿企業のDNA

(村橋勝子 著)

本書は、日本各地に存在する「長寿企業」の社史を丹念に読み解き、それらの企業が時代を超えて存続し続けるための共通の「DNA」を分析した一冊です。創業者の哲学、経営理念の浸透、社員の育成、顧客との関係性、そして地域社会との共生といった要素が、いかに企業の持続的な成長に寄与してきたかを具体例を交えながら解説。単なる過去の記録ではなく、現代の企業経営に活かせる普遍的な教訓が満載です。経営者、起業家、そして企業の永続的な成長に関心のあるすべての人にとって、真の「強い企業」とは何か、その本質を教えてくれるでしょう。歴史から学び、自社の未来を考える上で貴重な示唆を与えてくれます。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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