いくら頑張っても認められなかった20～30代を過ごした凡人の自分が、どのように42歳で上場企業の部長になったのか、年収1000万を目指すビジネスパーソンに向けて、等身大の経験と知恵を発信したいと思います。
凡人的戦略＜マネジメント＞
1on1の現場ですぐ使える質問
多くの管理職が「部下（後輩）の育成・成長」に悩みを抱えています。
この課題を解決するために、1on1を実施して、中長期的なキャリアの育成など通常業務の中ではなかなか時間を取ることができない内容を話し合っていると思います。
「1on1」で大切なスキルに「傾聴」があります。
傾聴とは、相手の立場や気持ちに寄り添いながら、相手の話を否定せずに耳を傾けるコミュニケーションスキル。
相手の本音を引き出すためには傾聴が大事。
これは今や定説で、これまでも絶えず言われ続けていていたこと。
しかし実践することは難しい。
「傾聴」はとても難しく、言葉の奥にある「思い」に目を向ける必要があります。同調するのではなく共感を示しながらも、相手の話に口を挟まず、とにかく相槌をして話を引き出します。
さらに、相手の言葉の裏にある意図や、本当の相手の課題に気づくためには、「深掘り」するスキルが必要。
どんな質問をすればいいか？本音をもっと気持ちよく話してもらうにはどうすればいいか？「1on1」の最中は、頭をフル回転させるので、傾聴しながらの質問はカロリーがとても高い仕事です。
そんな中、「女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書」の中に、「1on1」の現場ですぐ使える質問集があり、「これは使える！」と思い、自分のPCのすぐ見れる場所に保存して活用しています。
質問攻めはNGですが、傾聴して出てきた言葉から、相手の本音の聞き出す質問に使ってください！
「1on1」の現場ですぐ使える質問集
【話を深掘りする質問】
- もう少し聞かせてもらっていいですか？
- 例えばどういうことですか？具体的に言うと？
- 何が問題（壁）だと感じていますか？
- 何があなたをそうさせていますか？
- ○○について、あなたはどのように理解（感じて）いますか？
- もし、あらゆる障壁がなかったとしたらどうしたいですか？
- 何が最適（理想的）だと思っていますか？
- もっと探究したいことは何ですか？
- 今、あなたの頭には何が浮かんでいますか？
- もう少し付け足すとしたらどうですか？
- このように考えるキッカケが何かあったのでしょうか？
- どのような経験から、そのように思われるのですか？
- 何があなたを引きとどめていますか？
- 一番心配なことは何ですか？
- あなたの表情が浮かないように見えるのは、何か理由があるのですか？
- 10段階でいえばどのくらいですか？
【価値観を探る質問】
- 今までに大きな影響を受けた人や言葉、映画、本は何ですか？どのような影響を受けましたか？それにとってあなたの人生や考え方はどのように変わりましたか？
- 話すことの多い（気が許せる）知り合い5人を思い浮かべてください。その人からどんなことを学んでいますか？どんな影響を受けていますか？
- あなたが人生で一番努力したことは何ですか？もし、それをもう一度やるとしたら、そのような工夫を加えますか？
- 今から10年後（3年後、5年後）、どうなっていると思いますか？どうなっていたいですか？
【視点を変える質問】
- もう一度やり直せるとしたら、どうしますか？
- もし、あなたが○○さんの立場なら、どのように見ますか？考えますか？行動しますか？
- これを進めた時、行く着く先は何ですか？
- それを達成できた時に得られるものは何ですか？
- 何をもって達成したと判断できそうですか？
- もし、同じような状況になったら、どうしますか？
- もし、あなたが上司や経営者の立場なら、どう感じるでしょう？
- 制約がないとしたら何をしたいですか？
- 5年後のあなたから見ると、今の状況はどのように解決できそうですか？
「女性部下や後輩をもつ人のための1on1の教科書」には、「1on1」の現場ですぐ使える質問集以外にも、「1on1」の考え方や実践的なノウハウが収録されています。特に女性部下や後輩をもつビジネスパーソンにおすすめです。
最後まで読んでいただきて、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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