【名言】日野原重明の名言10選:100歳を超えて輝き続けた「命の医師」からの贈り物

名言集 ‐心に響くことば‐
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人生100年時代と言われる現代、私たちはどのように歳を重ね、どのように命を使えばよいのでしょうか。
105歳で亡くなる直前まで現役の医師として活動し、日本の終末期医療や予防医学に光を当て続けた日野原重明先生。その言葉には、膨大な数の「生」と「死」に立ち会ってきた者だけが持つ、圧倒的な説得力と深い慈愛が満ちています。
今回は、日野原先生が遺した数々の名言の中から、現代を生きる私たちの心に灯をともし、今日からの生き方を変えてくれる10の言葉を厳選して解説します。

1:日野原重明の紹介

日野原重明(ひのはら しげあき)先生は、聖路加国際病院の名誉院長を務め、日本の医学界に多大な貢献をした医師です。
1911年(明治44年)に生まれ、2017年に105歳で逝去されるまで、生涯現役を貫きました。成人病と呼ばれていた言葉を「生活習慣病」と改めるよう提唱した第一人者であり、また、高齢者の生き方をポジティブに変える「新老人の会」を立ち上げるなど、心と体の健康を追求し続けました。
先生の哲学の根底にあるのは、「愛」と「創出」です。単に病気を治すだけでなく、患者が人間らしく、最後まで希望を持って生きることを何よりも大切にされていました。

2:名言

命はなぜ目に見えないか。それは命とは君たちが持っている時間だからなんだよ。どうか一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。

日野原重明

「命」という抽象的な概念を、これほどまでに分かりやすく、切実に表現した言葉はありません。命とは、私たちが自由に使える「残り時間」そのものです。
お金や物は取り戻せますが、過ぎ去った時間は二度と戻りません。その貴重な時間を、自分のために、あるいは誰かのためにどう配分するのか。それを決めることこそが「生きる」ということであり、命を輝かせる唯一の方法なのです。

鳥は飛び方を変えることは出来ない。動物は這い方、走り方を変えることは出来ない。しかし、人間は生き方を変えることが出来る。

日野原重明

人間以外の生物は、本能とプログラムされた習性に縛られて生きています。しかし、人間だけは「意志」の力によって、昨日とは違う自分を選択し、人生の軌道を変えることができます。
「もう歳だから」「自分には無理だ」と諦めるのは、自らその特権を放棄することと同じです。いつからでも、どこからでも、私たちは自分の意志で新しい「飛び方」を選べるのです。

生きがいとは、自分を徹底的に大事にすることから始まる。

日野原重明

自己犠牲が美徳とされがちな社会ですが、日野原先生はまず「自分を大事にすること」の重要性を説きました。自分が満たされ、自分を愛せていなければ、本当の意味で他者を支えることはできません。
自分を大切にするとは、健康に気を配り、自分の好奇心に従い、自分の心を喜ばせることです。その心の余裕が土台となって初めて、人生に対する「生きがい」が芽生え始めます。

自分のためにでなく、人のために生きようとするとき、その人は、もはや孤独ではない。

日野原重明

人間は、自分のためだけに生きていると、どこかで虚しさや孤独にぶつかります。しかし、自分の持っている時間(命)を、ほんの少しでも誰かの喜びや助けのために使い始めると、世界との繋がりが生まれます。
「誰かに必要とされている」という実感は、孤独を癒す最強の薬です。人のために動くことは、結局のところ、自分自身の心を救い、豊かにすることに繋がっているのです。

私たちは運命を生きるのではなく、運命を作っていくのです。

日野原重明

運命を「あらかじめ決まったもの」として受け身で捉えるのではなく、自分の選択によって「創り出していくもの」だと考える能動的な姿勢です。
たとえ過酷な状況に置かれたとしても、それをどう解釈し、どう行動するかで、その後の物語は変わります。自分の人生のハンドルを他者や運命に委ねず、自らの手で握り続ける勇気を与えてくれる言葉です。

地位や名誉は死ねばなくなる。財産も残したところで争いの種をまくだけですが、『ありがとう』のひと言は、残される者の心をも救う、何よりの遺産です。

日野原重明

人生の終わりに、何を持っていくことはできませんが、何を「残す」かは選べます。目に見える遺産よりも、周囲の人々の心に温かい記憶を残すこと。
「ありがとう」という感謝の言葉を日常的に伝えることは、自分自身の心を整えるだけでなく、自分が去った後も誰かの支えとなる、目に見えない光となります。これこそが、最高の人生の締めくくり方ではないでしょうか。

『余生をどう送りますか?』とよく聞かれます。私は『余生はありません』と答えます。100歳でも、いつでも現役だからです。

日野原重明

「余った人生」という考え方を真っ向から否定する、力強い言葉です。命の灯が消えるその瞬間まで、私たちは「今」を生きる現役のプレイヤーです。
引退や老後を「活動の終わり」と捉えるのではなく、新しい役割や楽しみを見つける「新しいステージ」と捉える。その飽くなき好奇心と現役意識こそが、先生を105歳まで若々しく保ち続けた秘訣だったのでしょう。

人間は生き方を変えることができる。繰り返す毎日の行動を変えることにより、新しい習慣形成により、新しい習慣の選択を人間は決意できる。

日野原重明

大きな変化は、突然訪れるものではありません。日々のささやかな「習慣」の積み重ねが、人格を作り、運命を形作ります。
もし今の自分を変えたいと願うなら、壮大な目標を掲げる前に、まず明日のルーティンを一つ変えてみること。意志の力で新しい習慣を選ぶことは、新しい自分へと生まれ変わるための、最も確実なプロセスなのです。

人間とはそもそも「病む」生き物であり、必ず欠陥を抱えて生きています。そのことを踏まえたうえで、今日という日を健やかに生きればいいのです。

日野原重明

「完璧に健康でなければならない」という強迫観念から私たちを解放してくれる、医師ならではの優しい洞察です。老いや病、弱さを排除するのではなく、それらを「人間の一部」として抱えながら、それでも今日を精一杯楽しむ。
不完全であることを受け入れたとき、過度な不安は消え、今ある幸せに意識を向けられるようになります。健やかさとは、病気がないことではなく、心に前向きな火が灯っている状態を指すのです。

幸福というものは、失われかけてはじめて気が付くものなのです。

日野原重明

私たちは、平穏な日常や健康、大切な人の存在を「当たり前」だと思い込みがちです。しかし、それらはすべて、壊れやすく貴重な奇跡の上に成り立っています。
失ってから後悔するのではなく、今ある「当たり前」を立ち止まって見つめ直すこと。幸福はどこか遠くにある目標ではなく、今この瞬間の足元に転がっていることに気づけるかどうかが、人生の豊かさを分けるのです。

3:まとめ

日野原重明先生の言葉に一貫しているのは、「命の尊厳」と「時間の重み」です。
100歳を超えてもなお、新しいことに挑戦し、子どもたちに命の授業を行い、常に他者のために心を砕き続けた先生。その生き様は、名言そのものの体現でした。
「命は時間である」という言葉を胸に、私たちは今日、誰のために、何のためにその貴重な時間を使うでしょうか。先生が教えてくれたのは、何歳になっても「創める(はじめる)」ことができるという希望です。
明日という日を「余生」ではなく、あなたの命が輝く「現役の最高の一日」にしていきましょう。

最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。

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