【名言】町田 樹の名言10選:氷上の哲学者が紡ぐ「自己超越」の物語

名言集 ‐心に響くことば‐
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「氷上の哲学者」と称された町田樹さん。彼の言葉は、フィギュアスケートの枠を超え、一つの道を極めようとする者の孤独、葛藤、そして高潔なプライドに満ちています。独特の言語感覚(町田語録)で綴られるメッセージは、私たちが日々の生活の中で「自分だけの価値」を見出すためのヒントを教えてくれます。

1:町田樹の紹介

町田樹(1990-)は、日本の元フィギュアスケート選手、現在はスポーツ科学者(博士)です。現役時代は、エデンの東や第九、火の鳥といった壮大なプログラムを、独自の解釈と芸術性で表現し、世界中のファンを魅了しました。

2014年、世界選手権での銀メダル獲得やソチ五輪入賞といった絶頂期にありながら、全日本選手権の表彰台の上で突如として引退を発表。その後、研究者の道へ進み、現在は國學院大學で助教を務める傍ら、著作や解説を通じてスポーツと芸術の融合を説き続けています。自らを厳しく律し、知性と感性を磨き抜くその姿勢は、まさに「表現者」の鑑と言えます。

2:名言

① 99%はつらいことばかりだけど、その先には、1%の光がある。99%の苦難から得られた1%の光はすごく価値があるものです

町田樹

【解説】
何かを成し遂げようとするとき、大半の時間は泥臭く苦しい努力です。しかし、町田さんはその苦難を否定しません。圧倒的な苦労の末に掴む一瞬の輝きこそが、人生を支える真の価値になることを、実体験を持って伝えています。

② 絶望的なコンディションの中で迎えたんですけど、最後は自分への誇りをもって、しっかり自信をもって強く進んだ結果がこれなので悔いはないです

町田樹

【解説】
結果が全てと言われる世界で、彼は「自分への誇り」を最優先に置きました。状況が最悪であっても、自分を裏切らずにやり遂げたという事実は、誰にも奪えない勝利となります。心が折れそうな時、自分を支えるのは自分自身の誇りであることを教えてくれます。

③ 僕は元々芸術家。目指しているのは、純粋芸術としてのフィギュアスケート

町田樹

【解説】
競技者(アスリート)という枠に収まらず、自らを「芸術家」と定義する勇気。周囲の評価軸ではなく、自分自身がどうありたいかという独自のアイデンティティを持つことの大切さを象徴しています。

④ 僕にとって現状維持は退化

町田樹

【解説】
常に進化し続けようとするストイックな決意です。世界は常に変化しており、止まっていることは相対的に遅れているのと同じ。今の自分に甘んじることなく、常に新しい「フロンティア」を探し続ける姿勢は、あらゆる仕事や人生の局面に通じます。

⑤ この全日本で自分に負けて後悔すれば、その後悔は僕が死んで灰になるまで多分僕の中に残ってると思うし……もしかしたらこう、焼いて灰になった時にまだ骨とともにそれがあるみたいな

町田樹

【解説】
「後悔」という感情の重みをここまで切実に表現した言葉はありません。死んで灰になっても残るほどの後悔をしないために、今この瞬間に全てを懸ける。極限まで自分を追い込む凄まじい覚悟が、私たちの甘えを正してくれます。

⑥ グランプリが嘘の自分で、大敗した自分が本物の自分

町田樹

【解説】
成功している時の自分を「本当の自分」だと思い込みがちですが、町田さんは失敗した時の無力な自分こそが真実だと喝破します。自分の弱さを真っ向から受け入れることで初めて、真の成長が始まるという深い省察です。

⑦ timshel(ティムシェル)……『汝、治むることを能う』

町田樹

【解説】
スタインベックの『エデンの東』に登場する言葉で、「人間は自らの力で運命を切り拓くことができる」という意味です。宿命に縛られるのではなく、自らの選択で人生を統治(コントロール)する。彼のスケート人生の根幹にある強い自立心を表しています。

⑧ 歓声だけでこの苦しみを超える価値はある

町田樹

【解説】
どれほど過酷な練習も、他者に自分の表現が届いた瞬間の喜びがあれば報われる。誰かの役に立ったり、誰かの心を動かしたりすることの尊さを教えてくれます。自分の仕事や努力の「先」にいる誰かを想像する力を与えてくれる言葉です。

⑨ 読書は僕のクリエイションに大いに生かされている

町田樹

【解説】
スケートリンクの中だけでなく、外にある知識や教養を自分の力に変える姿勢。一つの専門分野に閉じこもらず、多様な教養を吸収することで、唯一無二の表現(アウトプット)が生まれることを示唆しています。

⑩ 町田樹の最高傑作ができたと思っています

町田樹

【解説】
他人の基準による「満点」ではなく、自分にとっての「最高傑作」。人生の節目節目で、胸を張ってこう言えるだけの努力と情熱を注げているか。自分自身を納得させることの究極の到達点を指し示しています。

3:まとめ

町田樹さんの言葉に共通しているのは、「自分という人間を、いかに高い次元へ連れて行くか」という徹底した自己規律です。
彼の語録は時に「個性的すぎる」と笑いの対象になることもありましたが、その本質は、運命に翻弄されず、自分の人生のタクトを自分で振るという「timshel」の精神にあります。
「灰になっても残る後悔」をしないために、「99%の苦難」を引き受ける。彼の言葉は、楽な道を選びそうになる私たちの背筋を、冷たく、そして熱く凛と伸ばしてくれます。


最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。

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