話題のビジネス書 丸善 丸の内本店・週間ランキング【経済・金融】(2025年10月第2週)

レコメンド-超個人的おすすめ-
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2025年10月24日の日経BOOKPLUSに、話題の本 書店別・週間ランキング(2025年10月第2週)が特集されていた。

サイトでは、丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、紀伊國屋書店 新宿本店の3書店で、ビジネス書、ノンフィクション、フィクション、新書、文庫など様々なカテゴリーランキングが紹介されている。

本ブログでは、丸の内で働く40~50代の会社員が多いと思われる丸善 丸の内本店の経済・金融のランキングを紹介します。

このランキングは、一般的な自己啓発に留まらず、資産形成、投資戦略、そして富裕層の独自の視点に強い関心が集まっていることを示しています。ダイヤモンドやオルタナティブ投資といった高度なテーマから、投資の基本、そして不朽の名著まで、「お金の不安を解消し、賢く資産を築きたい」と願うビジネスパーソンの学習意欲が反映されたラインナップです。

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【経済・金融ランキング】


1. 『宝石商が本当は売りたくない アーガイル産ピンクダイヤモンド』

石部 高史 著、幻冬舎メディアコンサルティング

単なる宝石の紹介ではなく、希少性の高い「ピンクダイヤモンド」が、いかに富裕層のポートフォリオにおいて重要な役割を果たす「オルタナティブ資産」であるかを解説した異色の投資指南書です。

著者の石部高史氏は、宝石商としての長年の経験に基づき、アーガイル鉱山閉山によりさらに価値が高まったピンクダイヤモンドの普遍的な価値、市場構造、そして税制上の優位性について詳細に論じています。株式や不動産といった伝統的な資産とは異なる、現物資産としての魅力と、インフレヘッジとしての役割が強調されています。

この本を読むと、富裕層がなぜ目に見える希少な資産を求めるのか、その哲学が理解できます。従来の金融商品に飽き足らず、真に価値のある資産への投資を検討している人にとって、稀少性の高い現物投資の真髄を学ぶことができる一冊です。


2. 『世界の新富裕層はなぜ「オルカン・S&P500」を買わないのか』

宮脇 さき 著、KADOKAWA

多くの個人投資家が推奨する「オルカン(全世界株式)」や「S&P500」といったインデックス投資に対し、新興の富裕層がどのような異なる戦略を取っているのかを解説した刺激的な著作です。

著者の宮脇さき氏は、新富裕層がオルタナティブ投資、未公開株、そして特定のニッチな市場に積極的に投資することで、インデックスを上回るリターンを目指している現状を分析しています。本書は、富裕層が持つ「リスクの捉え方」「情報収集の方法」「税制を考慮した出口戦略」といった、より高度な視点を具体的に示しています。

インデックス投資の安定性に加え、さらなる資産の飛躍を目指したいと考える中級者以上の投資家にとって、富裕層特有の「攻めの投資哲学」と具体的な戦略を学ぶための必読書です。


3. 『お金の不安という幻想』

田内 学 著、朝日新聞出版

元ゴールドマン・サックスの金融トレーダーという異色の経歴を持つ著者が、多くの人が抱える「お金の不安」の正体を、経済の本質から解き明かした哲学的な一冊です。

著者の田内学氏は、金融のプロとして知る「お金が持つ仕組み」と、「社会の役割」を分かりやすく解説し、不安の多くは、お金そのものの問題ではなく、誤った認識から生まれていることを指摘します。本書は、お金を稼ぐ方法ではなく、お金とどのように向き合い、社会の中でどう位置づけるべきかという、より根源的な問いを投げかけます。「お金の幻想」から解放され、心豊かに生きるための視点を提供してくれます。

漠然とした将来の不安を抱えている人、そしてお金の専門家が考える「豊かさ」の本質を知りたい人にとって、心の平穏と経済的な知恵を得るための貴重なガイドブックです。


4. 『今さら聞けない投資の超基本』

泉 美智子/奥村 彰太郎 著、朝日新聞出版

これから投資を始めたいと考える初心者のために、投資の基本的な仕組みや用語を、「今さら聞けない」レベルから丁寧に解説した入門書です。

インフレ、円安、新NISAといった最新の経済環境を踏まえ、なぜ資産形成が必要なのかという背景から、株式、投資信託、債券といった基本的な金融商品の特性までを、分かりやすい図解と共に説明しています。本書は、リスク管理の重要性を強調しつつも、長期・積立・分散投資という基本的な戦略の有効性を説いています。

また、証券会社の選び方や具体的な口座開設の手順など、一歩目を踏み出すための実践的な情報も充実しています。投資に対して漠然とした不安がある人、何から始めていいかわからない人にとって、安心して資産形成の第一歩を踏み出すための最適な手引きとなる一冊です。


5. 『あの国の「なぜ?」が見えてくる 世界経済地図』

すあし社長 著、かんき出版

YouTubeで人気の「すあし社長」が、世界各国の経済構造や地政学的な問題を、図解とユーモアを交えながら分かりやすく解説したものです。

ニュースで報じられる「あの国の経済の裏側」や、「なぜその国はそんな戦略をとるのか」といった疑問を、地理や歴史的背景を踏まえて解き明かします。本書を読むと、原油価格の変動、貿易摩擦、そして国際的なサプライチェーンといった、複雑な世界経済のつながりが、一つの「地図」として理解できるようになります。投資判断だけでなく、ビジネス上の戦略立案や、国際情勢の理解にも役立つ知識が満載です。

世界の動きが自分の仕事や生活にどう影響するかを知りたいビジネスパーソンにとって、地政学と経済学を融合した視点を得るための、知的で楽しい一冊です。

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6. 『不動産の教室 富裕層の視点が身につく25問』

牧野 知弘 著、大和書房

不動産分野の専門家である牧野知弘氏が、不動産投資や資産運用について、富裕層が持つ独自の視点を25の「問い」と「答え」を通じて解説したものです。

単に「儲かる物件」の選び方を教えるのではなく、「不動産をどうポートフォリオに組み込むか」「長期的な価値を見極める方法」「税務や相続を考慮した戦略」といった、より高度で本質的なテーマに焦点を当てています。富裕層が、不動産を「お金を生み出す資産」としてどのように捉え、レバレッジやリスクを管理しているのか、その思考のプロセスが具体的に示されています。

一般的な投資家とは一線を画した、本質的な不動産戦略を学びたい人、そして資産を「守りながら増やす」という富裕層の哲学を身につけたい人にとって、不動産投資の本質を深く理解するための貴重なテキストです。

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7. 『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』

たーちゃん 著、ダイヤモンド社

自身が多額の資産を築いた投資家である「父」が、「娘」にお金と投資の本質を教えるという、物語形式で投資哲学を学べるユニークな著作です。

著者のたーちゃん氏は、自身の体験を基に、短期的なテクニックではなく、「時間」を味方につける長期投資の重要性、そして「リスクとの付き合い方」といった普遍的な教えを、温かい言葉で伝えています。特に、投資を通じて身につけるべき「お金に対する正しい価値観」や、「豊かさとは何か」という哲学的なテーマにも触れています。

これから家族で資産形成を始めたい人、若い世代に投資の知恵を伝えたい人にとって、成功した投資家のマインドセットと、時代に左右されない普遍的な教えを学べる、心温まる一冊です。


8. 『スタートアップ投資ガイドブック 第2版』

小川 周哉/竹内 信紀/林 雄亮 他 著、日経BP

「スタートアップ投資」という、ハイリスク・ハイリターンの分野について、法務、会計、そして実務上の留意点を体系的にまとめた専門的なガイドブックです。

第2版では、最新の法制度や税制の改正、そしてエクイティ・ファイナンスのトレンドを踏まえて内容がアップデートされています。ベンチャーキャピタル(VC)やCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)の関係者だけでなく、事業会社が新規事業のM&Aや提携を検討する際にも役立つ、実践的な知識が満載です。投資契約、デューデリジェンス(DD)、そしてEXIT戦略など、スタートアップ投資の複雑なプロセスを、専門家が分かりやすく解説しています。

新しい成長機会を求めてスタートアップへの投資を検討している経営層や投資実務担当者にとって、リスクを管理し、成功に導くための不可欠な羅針盤となる一冊です。

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9. 『第8版 投資家のための 金融マーケット予測ハンドブック』

三井住友信託銀行マーケット事業 著、NHK出版

大手金融機関である三井住友信託銀行のマーケット事業部門が、最新の経済動向と、今後の金融市場の予測を詳細に分析し、まとめた年次ハンドブックの第8版です。

国内外の金利、為替、株式、不動産といった主要マーケットについて、過去のデータと専門家による鋭い分析に基づいて、2026年度の展望を提供しています。本書は、単なる予測に留まらず、市場を動かす構造的な要因や、リスク要因についても深く掘り下げて解説しており、読者自身が判断するための材料を提供してくれます。

高度な情報に基づいた投資判断を行いたい個人投資家や、企業の財務戦略、資金調達に携わるビジネスパーソンにとって、信頼性の高い情報を得られる貴重なリファレンスとして活用できる一冊です。


10. 『改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん』

ロバート・キヨサキ 著、筑摩書房

「資産」と「負債」の定義、そして「金持ちになるための考え方」を根本から問い直した、世界的なベストセラーの改訂版です。

著者のロバート・キヨサキ氏は、学校教育や従来の働き方が、私たちを経済的な自立から遠ざけていると指摘し、「キャッシュフロー」を生み出す資産を築くことの重要性を説きます。「金持ち父さん」の教えを通じて、経済的自由を手に入れるためのマインドセット、そして給与に依存しない「ビジネス」や「投資」の必要性が強調されています。

この本を読むと、「一生懸命働くこと」と「賢く働くこと」の違いが明確に理解できます。経済的な不安から脱却し、自らの力で未来を築きたいと願うすべての人にとって、お金に対する固定観念を打ち破り、行動を促す不朽の自己啓発書です。


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
日々の仕事やライフスタイルのヒントになればうれしいです。
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