「時間を無駄にせず、確実に良書と出会いたい」
画家・絵本作家として活躍するミロコマチコさんが、独自の視点で選んだ「お薦めの3冊」をご紹介します。
読書は、どんな世界へも行くことができる「最高の遊び」だと語るミロコマチコさん。 生命力に溢れ、心に深く響く3つの物語を、スマホで読みやすい形でお届けします。
詳しくはこちら→『ミロコマチコさんオススメの3冊 読書はどんな世界へも行ける「最高の遊び」』
ミロコマチコさんのご紹介
ミロコマチコさんは、1981年大阪府生まれの画家・絵本作家です。 いきいきとした動物や植物を、圧倒的な生命力と大胆な色使いで描く作風が世界中で高く評価されています。
現在は豊かな自然が残る島に拠点を移し、日々の暮らしからインスピレーションを得て活動を続けています。 その瑞々しい感性で選ばれた3冊には、生と死、そして表現への深い眼差しが込められています。
ミロコマチコさんお薦めの3冊
1. 河崎秋子『ともぐい』
(新潮社)
明治後期の北海道の山奥で、犬だけを相棒にひとりで狩猟をして生きる男「熊爪(くまづめ)」。 人里離れた厳しい大自然の中で、圧倒的な凶暴さを持つ熊と対峙する、命の応酬を描いた小説です。
直木賞を受賞した本作は、読んでいるだけで獣臭が漂ってくるような圧倒的な筆力が魅力です。 人間と獣の境界線が融け合うような、むきだしの「生命の重み」を五感で体感できる力作です。
2. 金滿里『生きることのはじまり』
(人々舎)
身体障がい者による劇団を主宰し、自らも表現者として舞台に立ち続ける金滿里(キム・マリ)さんのエッセイです。 社会の固定観念や困難に抗いながら、自らの「身体」を使って表現することの根源に迫ります。
ミロコマチコさんのダイナミックな絵のルーツにも通じるような、力強い言葉が並びます。 「生きること」そのものが表現であり、闘いであるという圧倒的な熱量が、読む者の魂を揺さぶります。
3. M.B. ゴフスタイン『ピアノ調律師』
(末盛千枝子ブックス/現代書館)
世界中で愛される絵本作家ゴフスタインによる、静かで美しい物語です。 世界一のピアノ調律師であるおじいちゃんと、その仕事を心から尊敬し、見つめ続ける孫娘の姿を描いています。
優れた技術を持つ職人の手仕事への敬意と、芸術への純粋な愛が、控えめな言葉と素朴な線画で綴られます。 忙しい日々の足をふっと止めて、モノづくりや表現の本質を思い出させてくれる、宝物のような一冊です。
ミロコマチコさんが選んだ3冊は、どれも形は違えど「生きることの根源」を味わせてくれる作品ばかりです。
あなたの心に熱い火を灯してくれるような、気になる一冊はございましたか?
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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