【3分要約・読書メモ】40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考 キャリアや人生の壁に悩む人へ

BOOKS-3分読書メモ-
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ご覧頂き誠にありがとうございます。
今回は『40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』についてレビューと要約の記事となります。

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著者

勝間 和代
1968年東京生まれ。経済評論家。早稲田大学ファイナンスMBA。中央大学ビジネススクール客員教授。慶應大学在学中から監査法人に勤め、アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。三女の母。

1. 本書の概要

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』は、人生の転換点に直面する40代以降の読者に向けた指南書です。著者の勝間和代は、経済評論家として知られる一方、自らのキャリアや人生経験を元に、40歳を超えたときに直面する「仕事の壁」を乗り越えるための思考法と実践的なアドバイスを提供しています。本書では、組織内でのキャリアアップや転職、定年後の生き方、そして老後の準備まで、幅広いテーマについて取り扱っています。

2. 本書の要約

本書は、以下のような構成で40代からのキャリアや人生の壁に対応するためのアプローチを詳述しています。

第1章:5年後、望む仕事で稼ぐ力をつけるには

ここでは、5年後の理想の自分を明確に描くことの重要性が説かれています。勝間氏は、具体的な目標を持ち、それに向かって行動を起こすことが、40代からのキャリアにおいて非常に重要であると強調しています。また、自分のスキルを磨き、自己投資を行うことが、これからの時代において不可欠であると説いています。

夢を実現するには、中期的視点を持つことが必要。
勝間塾では、自分の強みと弱みを知り、なりたい自分になるための具体的な目標として、次の3つのゴールを抱えている。

①5年後に、自分の望む仕事について、しかも年収がアップしている
②5年後に、著者になる、あるいは企業できている
③5年後に、自分が一生付き合える仲間に囲まれている


10年後だと先過ぎて想像できない。1~3年後だと短すぎて、叶えられそうなことしか目指そうとしない。

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考

考え方を変えれば実現できる。
5年後のゴールを目指すときに、勝間氏が繰り返し伝え続けている3つのコアメッセージ。

①我慢も努力もしすぎない
②「やらなくてもいいこと」を見つけて、スラック(余裕)を増やす
③夢や願望実現を阻むドリームキラーの話には耳を傾けない

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考

「やることを効率化するのではなくて、
 やることを減らすことが一番の効果化」

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考

第2章:組織の中で働き続ける悩みには

40代において、組織内でのキャリア形成に悩む人々のために、勝間氏はさまざまなシチュエーションに対して具体的なアドバイスを提供しています。働き方改革による負担の増加やサイコパス的な上司との関係、キャリア停滞期への対処法など、現実的な悩みに対するロジカルな解決策が示されています。

部下との良い関係を気づきたいのであれば、意見のいい方にも気を配る。
意見を言うときは、「私はこう考えている」と言い切らずに、「私はこう考えているんだけど、みんなはどう考えてる?」と付け加える。その一言で上からものを言っている感じのなくなって、意見を聞き入れてくれる人という印象が浸透する。

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考

第3章:キャリア不安・転職の悩みには

転職やキャリアチェンジを考える40代に向けて、リスキリングの重要性や自分の強みを見つける方法、また、ブラック企業での経験をどう活かすかなど、キャリア不安に対する具体的な指針が紹介されています。特に、これからのキャリアをどう築くべきか、という問いに対して実践的なアプローチが提案されています。

「誰の心の中にも”ビックベア(大きなクマ)”がいる」
人の心の中には、大きなクマがいて、みんなその存在に気づいているけど、直視すると悪さされる不安があるから、見ないようにしている。
自分の心の中にいる”ビックベア”を見つめて、自分が変わることを阻む「裏の目的」を探ってみる。

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考

第4章:定年後の働き方・独立の悩みには

定年後や独立を考える40代以降の読者に向けて、勝間氏は「サードプレイス」を見つける重要性や、安定志向から抜け出す方法を示しています。また、フリーランスとして働く際のアドバイスや、定年後のライフプランについても詳述されています。

第5章:老後のお金・カラダの悩みには

老後に向けたお金の不安や健康管理の悩みに対して、勝間氏は投資や節約術、そして健康維持のためのアプローチを提案しています。老後の準備を着実に進めるための思考法や実践的な行動計画が示されており、読者が自身の未来に向き合うためのサポートとなるでしょう。

第6章:勝間塾生が一歩踏み出したら

最後に、実際に勝間塾生がどのように壁を乗り越え、成功を収めたかを紹介しています。44歳で起業したり、56歳で海外大学院に留学したりといった、勇気を持って一歩踏み出した実例が紹介されており、読者にとって大きな励みとなるでしょう。

3. 感想とレビュー

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』は、非常に実用的でありながらも、読者に親近感を抱かせる一冊です。勝間氏の言葉は、読者にとってまるで親しい友人や メンターのように、率直で具体的なアドバイスを提供してくれます。

特に印象的なのは、40代を迎えるにあたって直面する具体的な問題に対して、どのように思考を転換し、行動に移すべきかが詳細に述べられている点です。本書を読むことで、ただ漠然とした不安や悩みにとらわれることなく、実際の解決策を見つけ出すためのフレームワークが得られます。

また、本書の魅力は、理論だけでなく実践的な内容が豊富に含まれている点にもあります。勝間氏自身の経験談や、勝間塾生の成功例を交えることで、読者は自分自身の状況に合った具体的なステップを見つけやすくなっています。たとえば、組織の中での働き方に悩んでいる人には、どのようにリスキリングを行い、転職に備えるかといった具体的なアドバイスが非常に参考になるでしょう。

さらに、本書は、キャリアの再構築だけでなく、老後に向けた準備や健康管理についても触れており、40代からの「仕事の壁」を乗り越えるだけでなく、その先の人生を豊かにするための指南書とも言えます。

4. まとめ

40歳からの「仕事の壁」を越える勝間式思考』は、40代以降の読者が直面するキャリアや人生の壁を乗り越えるための実践的なガイドです。勝間和代氏の具体的かつ親しみやすいアドバイスを通じて、読者は自分自身の未来を切り開くためのヒントを得ることができます。キャリアに悩む40代のビジネスパーソンにとって、必読の一冊と言えるでしょう。

最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。

背伸びしない等身大の経験とアイディアのコラムも書いています。
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