【3分要約・読書メモ】飼い犬に腹を噛まれる プリンセスは事件体質!?:彬子女王 (著)

BOOKS-3分読書メモ-
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「皇族の方って、毎日どんな風に過ごされているの?」

そんな素朴な疑問に、最高にチャーミングな答えをくれる本があります。

タイトルは『飼い犬に腹を噛まれる』

著者は、三笠宮家の彬子女王(あきこじょおう)殿下です。

前作『赤と青のガウン』がSNSで大バズりし、今もっとも注目されている「プリンセス」です。

この本は、格調高いお言葉の中にも、くすっと笑えるユーモアが満載です。

驚きのタイトルに隠された、温かくて少し「事件」な日常を覗いてみましょう。

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1. 著者の紹介

著者の彬子女王殿下は、三笠宮家の寬仁親王の長女として誕生されました。

オックスフォード大学で博士号を取得された、日本美術の研究者でもあります。

現在は京都の大学で教えながら、日本文化を伝える活動に尽力されています。

一方で、殿下は自他共に認める「事件体質」でもあります。

ささいな日常が、なぜか大事件に発展してしまう。

その様子を軽妙な筆致で綴る、唯一無二の文才をお持ちのプリンセスです。

2. 本書の要約

本書は、2016年から2025年にかけて新聞に掲載されたエッセイ47編をまとめたものです。

タイトルからして衝撃的ですが、中身はもっと驚きと発見に満ちています。

本の内容をいくつかのテーマに分けて深掘りします。

① 衝撃のタイトル!愛犬との「事件」

表題作である『飼い犬に腹を噛まれる』は、まさにタイトルの通りの出来事です。

ひょんなことから愛犬の機嫌を損ね、お腹を噛まれて赤あざを作ってしまいます。

皇族の方が、まさかそんな「トホホ」な体験を赤裸々に書かれるとは驚きです。

こうした飾らない日常の描写が、読者との距離をぐっと縮めてくれます。

お付きの方とのやり取りや、日常のハプニングが、まるでコントのように描かれています。

② 食べ物への深い愛とこだわり

彬子女王殿下は、ご自身でも「食べ物の話が多い」と認められています。

京都での和菓子店巡りや、お米作りへの情熱がこれでもかと綴られています。

「茶碗」と「飯椀」で使う漢字を使い分ける理由など、知的な発見もあります。

でも、根本にあるのは「美味しいものを楽しくいただく」という純粋な喜びです。

季節の食べ物を通して、日本の四季や文化を愛でる姿勢が伝わってきます。

日本人はお米を作り続けた。お米が神々の世界と日本という国をつないでいるのである。ご飯を三角形や俵型に握ったものが、「おむすび」といわれるのも、お米が神様と人のご縁をむすぶから。日本という国のものがたりは、お米抜きにしては語れないのである。

『飼い犬に腹を噛まれる』

③ 京都の暮らしと「伝統」のバトン

殿下は京都を拠点に活動されており、京都の日常が色濃く反映されています。

祇園祭や五山の送り火など、伝統行事を独自の視点で語られます。

「子どもたちに本物の日本文化を伝えたい」という活動についても触れられています。

それは、教科書的な知識ではなく、田植えや俵作りといった「手仕事」を通したものです。

皇族として伝統を守る立場にあるからこその、使命感と慈しみが感じられます。

④ ほしよりこ氏との絶妙なコラボ

本書の大きな魅力の一つが、漫画家・ほしよりこさんの挿絵です。

きょうの猫村さんで知られる、あの柔らかいタッチが内容にぴったりです。

殿下ご自身が「ちょっとズレているところが合う」と直感して依頼されたそうです。

巻末の絵日記や対談では、殿下の「素」の表情がさらに引き出されています。

紙質にまでこだわったという造本そのものが、一つの作品のような温かさを持っています。

自分の「好き」を追求する時間は、たとえその夢が叶わなかったとしても、とても大切な時間だと私は思います。

『飼い犬に腹を噛まれる』

自分に「答え」を持っておくことが重要なのではないでしょうか。(中略)
「選んだのは自分」という確固たるものがあれば、今後どういう道を選び、進んだとしても、そのことに後悔せず、前を向いて進めるように思います。

『飼い犬に腹を噛まれる』

3. ココだけは押さえたい一文

「私は自他共に認める事件体質である。ささいなことから、めまいがするような大事件まで、日常的にいろいろ起こる。」

『飼い犬に腹を噛まれる』

4. 感想とレビュー

この本を読んで、これまでの「皇族」というイメージが180度変わりました。

とても高貴で、遠い存在だと思っていた彬子女王殿下。

でも、エッセイの中の殿下は、私たちと同じように悩み、笑い、美味しいものに目を輝かせています。

特にレビューとして強調したいのは、殿下の「言葉のセンス」です。

スマホで決済をしたり、F1に興奮したり、甲子園に行ったり。

現代的なプリンセスの日常が、美しい日本語で品良く、かつ面白おかしく描かれています。

『飼い犬に腹を噛まれる』というタイトルを自ら選ぶ茶目っ気には、脱帽しました。

日本文化についても、説教臭さが一切なく、するすると心に入ってきます。

読み終わる頃には、殿下のことが大好きになり、京都を散策したくなるはずです。

日常の小さな幸せを見つける天才、そんなプリンセスの心の豊かさを分けてもらえる一冊です。

5. まとめ

彬子女王殿下の『飼い犬に腹を噛まれる』

この本は、どこから読んでも、何度読んでも新しい発見があるエッセイ集です。

要約でお伝えした通り、プリンセスの日常は「事件」と「感動」に溢れています。

格式高いのに親しみやすく、知的なのに笑える。

そんな不思議な魅力に、あなたもきっと取り込まれてしまうでしょう。

日々の生活にちょっとした彩りとユーモアが欲しいとき。

ぜひ、この素敵なプリンセスの世界に寄り道してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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