2025年7月18日の日経BOOKPLUSに、話題の本 書店別・週間ランキング(2025年7月第2週)が特集されていた。
サイトでは、丸善 丸の内本店、丸善 日本橋店、紀伊國屋書店 新宿本店の3書店で、ビジネス書、ノンフィクション、フィクション、新書、文庫など様々なカテゴリーランキングが紹介されている。
本ブログでは、丸の内で働く40~50代の会社員が多いと思われる丸善 丸の内本店のビジネス(自己啓発)のランキングを紹介する。
【自己啓発ビジネス書ランキング】
1. 『飛べ、と言われた日』
清川 照美 著、徳間書店
著者の清川照美氏が、人生の転機や挑戦の瞬間に直面した際、いかにして「飛ぶ」決断を下し、新たなステージへと踏み出したのかを語る、感動と勇気を与えてくれる一冊です。具体的なエピソードを通じて、私たちは誰もが抱える不安や葛藤を乗り越え、自分の可能性を信じて一歩を踏み出すことの重要性を教えてくれます。著者の実体験に基づいた言葉の数々は、読者自身の経験と重なり、深い共感を呼び起こすでしょう。キャリアの転換期にある人、新しい挑戦に躊躇している人、あるいは日々の生活の中で停滞感を感じている人にとって、本書は背中をそっと押してくれるような温かいメッセージを届けます。自らの殻を破り、未知の世界へ飛び立つ勇気を与えてくれる、自己成長のための力強い一冊です。
2. 『THIRD MILLENNIUM THINKING アメリカ最高峰大学の人気講義 1000年古びない思考が身につく』
ソール・パールマッター/ジョン・キャンベル/ロバート・マークーン 著、日経BP
本書は、アメリカ最高峰の大学で人気を博した講義の内容を基に、「1000年古びない思考」を身につけるための本質的なアプローチを提示しています。情報過多の現代において、表面的な知識や流行に流されず、物事の本質を見抜く力、深く考える力を養うことの重要性を強調。物理学、経済学、心理学など、学際的な視点から様々な問いを投げかけ、読者が自ら思考を深めるためのフレームワークや洞察を提供します。本書を読むことで、目の前の問題解決だけでなく、複雑な世界を多角的に理解し、将来の変化にも対応できる普遍的な思考力を養うことができるでしょう。知的好奇心旺盛なビジネスパーソンや、常に学び続け、自らの知的基盤を強化したいと考えるすべての人にとって、知の羅針盤となる一冊です。
3. 『本を読む人はうまくいく』
長倉 顕太 著、すばる舎
多くのベストセラーを手がけてきた著者が、「読書」がいかに人生を好転させ、成功へと導くのかを具体的に解き明かす一冊です。単に多くの本を読むことの勧めではなく、本から得た知識をいかに自身の血肉とし、実生活やビジネスに活かすかという「読書術」の本質に迫ります。本書では、本を読むことで得られる思考力の向上、新しいアイデアの創出、人間関係の構築といった多岐にわたるメリットを、著者の経験談や成功事例を交えながら分かりやすく解説。さらに、どのような本を選び、どう読み進め、読んだ内容をどうアウトプットするかといった、実践的な読書習慣の形成方法が示されています。漠然と本を読んでいるだけでは得られない、真の「読書の効果」を最大化し、自己成長とキャリアアップに繋げたいと考えるすべての人にとって、読書習慣を見直すきっかけとなる必読書です。
4. 『生成AI最速仕事術』
たてばやし 淳 著、かんき出版
急速に進化する生成AIを、ビジネスの現場でいかに「最速」で活用し、仕事の生産性を飛躍的に高めるかに焦点を当てた実践的なガイドブックです。本書は、複雑なAIの理論ではなく、ChatGPTなどの生成AIツールを日々の業務にすぐに取り入れるための具体的なテクニックやプロンプトの記述方法を豊富に紹介しています。資料作成、アイデア出し、情報収集、文章校正など、様々なビジネスシーンで生成AIを使いこなすことで、従来の業務時間を大幅に短縮し、より創造的な仕事に集中できる方法を示します。AIを「脅威」として捉えるのではなく、「強力なパートナー」として活用するためのマインドセットも提示。デジタルネイティブ世代はもちろん、AIの導入に戸惑いを感じているビジネスパーソンでも、本書を読めば明日からすぐに生成AIを仕事に活かせるようになるでしょう。
5. 『科学的に証明されたすごい習慣百科』
堀田 秀吾 著、SBクリエイティブ
「習慣」が私たちの人生や成功に与える絶大な影響について、科学的なエビデンスに基づきながら体系的に解説した一冊です。本書は、心理学、脳科学、行動経済学といった多岐にわたる分野の最新研究を引用し、「良い習慣」を身につけ、「悪い習慣」を断ち切るための具体的なメカニズムと実践的な方法を提示しています。例えば、目標設定の仕方、モチベーションの維持方法、誘惑への対処法など、日々の生活に取り入れやすい具体的なアクションプランが豊富に紹介されています。単なる精神論に終わらず、科学的な裏付けのある方法を知ることで、読者はより確実かつ効率的に望ましい習慣を形成することができるでしょう。自己改善を志し、人生をより豊かにしたいと願うすべての人にとって、科学の力で習慣を変えるための、まさに「百科事典」となる必読書です。
6. 『移動する人はうまくいく』
長倉 顕太 著、すばる舎
『本を読む人はうまくいく』の著者による、「移動」という行為が人生にもたらす多大なメリットを解き明かす一冊です。著者は、物理的な移動だけでなく、情報の移動、思考の移動、人間関係の移動といった多様な「移動」が、いかに私たちの視野を広げ、新たな気づきやチャンスを生み出すかを具体的に解説しています。例えば、旅行や移住、異なる分野の人との交流、新しい知識の習得など、様々な「移動」の形態が、どのように個人の成長やビジネスの成功に繋がるのかを豊富な事例とともに示しています。停滞感を感じている人、現状を打破したい人、そして常に新しい刺激を求め、自分自身をアップデートしていきたいと考えるビジネスパーソンにとって、本書は「移動」を単なる手段ではなく、自己成長のための戦略的な行動として捉え直すきっかけを与えてくれるでしょう。
7. 『勉強脳』
樺沢 紫苑 著、サンマーク出版
精神科医である著者が、「脳の仕組み」を最大限に活用した、最も効率的な「勉強法」について解説する一冊です。記憶のメカニズム、集中力を高める方法、モチベーションを維持する秘訣など、脳科学に基づいた具体的なアプローチが満載です。単に「頑張る」だけでなく、脳の特性を理解し、それに合わせた学習方法を取り入れることで、短時間で質の高い学びを実現できることを示します。例えば、睡眠の質と記憶力の関係、運動が脳に与えるポジティブな影響、ストレスを軽減しながら学習効果を高める方法など、日常生活にすぐに取り入れられるヒントが豊富に紹介されています。資格取得、語学習得、スキルアップなど、学習の成果を最大化したいと願うすべての人にとって、科学的な根拠に基づいた「勉強の処方箋」となるでしょう。
8. 『人生の経営戦略』
山口 周 著、ダイヤモンド社
数々のベストセラーを生み出してきた著者が、私たち一人ひとりの人生を、まるで企業経営のように捉え、戦略的にデザインしていくための思考法を提示する一冊です。変化の激しい現代において、行き当たりばったりではなく、明確なビジョンと戦略を持って人生を「経営」することの重要性を説きます。キャリア、お金、人間関係、健康といった人生を構成する主要な要素を、経営資源として捉え直し、いかに最適に配分し、最大のリターンを得るかを考察。自身の価値観を明確にし、他者との比較ではなく、自分自身の「幸福」を追求するための具体的なアプローチが示されています。漠然とした不安を抱え、将来への道筋が見えないと感じている人や、自分らしい人生を主体的に創造したいと願うビジネスパーソンにとって、人生を俯瞰し、戦略的に歩むための羅針盤となる必読書です。
9. 『AIを使っても考えるための全技術』
石井 力/加藤 昌治 著、ダイヤモンド社
AI(人工知能)が進化し、情報収集や分析の一部を代替する時代において、人間が真に磨くべきは「考える力」であると提唱する一冊です。本書は、AIを単なるツールとして利用するだけでなく、AIが出力した情報をいかに批判的に捉え、そこから新たな問いを立て、深い洞察へと繋げるかという、AI時代の「思考術」を解説しています。具体的な事例やフレームワークを交えながら、AIと共創することで、より高度で創造的な思考を実現するためのテクニックを提供。情報過多の時代に、必要な情報を取捨選択し、本質を見抜くための「情報編集力」や「問いを立てる力」を養うことの重要性も強調しています。AIに仕事を奪われるのではなく、AIを使いこなし、自身の知的生産性を最大化したいと考えるビジネスパーソンにとって、これからの時代に求められる「人間ならではの考える力」を磨くための必読書です。
10. 『DIE WITH ZERO 人生が豊かになる究極のルール』
ビル・パーキンス 著、ダイヤモンド社
「人生を豊かに生きる」というテーマに対し、「富を死ぬまでに使い切る」という大胆かつ合理的な視点からアプローチする一冊です。著者は、多くの人が老後の不安から過度に貯蓄し、結果として人生の楽しみを先延ばしにしている現状を指摘し、本当に価値ある経験に時間とお金を投資することの重要性を説きます。人生を「経験の合計」として捉え、若いうちにしかできない経験や、健康なうちにしかできない活動に投資することで、幸福度を最大化するための具体的な「ルール」を提示。自身の人生を振り返り、無駄な貯蓄や後悔を避けるための財務戦略と人生哲学が融合した内容となっています。お金と時間の使い方を見直し、後悔のない豊かな人生を送りたいと願うすべての人にとって、人生の「究極のルール」を学ぶための、非常に示唆に富む一冊となるでしょう。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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