いくら頑張っても認められなかった20~30代を過ごした凡人の自分が、どのように42歳で上場企業の部長になったのか、年収1000万を目指すビジネスパーソンに向けて、等身大の経験と知恵を発信したいと思います。
凡人的戦略<ライフスタイル>
目標を細かく分解する
38歳から朝5時に起きる習慣をもう7年間続けている。
それまで、読書したい、営業を勉強したい、運動したいなど、チャレンジしたいことはたくさんあったが、なかなかできなかった。
今度こそはと思って、参考書を買ったりするのだが、仕事から帰ってくるとどうしてもやる気が出なかった。
どうすればいいか?と考えていた時に、ある言葉に出会った。
1日に使えるエネルギーは決まっている。
仕事をした後は、エネルギーの残業が残っていないので、カロリーの高い(やる気とエネルギーをたくさん使う)ことは難しい。
そうか、やる気が出なくでできないのではなくて、そもそもエネルギーが残っていないのか。
次の日から、朝早く起きて、支度をするまでの時間を活用することにした。
5時に起きると、朝の支度を開始する6時30分までの1時間半が自由な時間。
外は薄暗く、家族も寝ていて、静かな時間。
初めのうちは、起きるのが辛い。
起きたからといって、スマホを見てしまい、勉強ができない日も多かった。
せっかく朝早く起きたのに、ネットニュースやSNSをみて時間を無駄にする背徳感がすさまじい!
いつもだったら、もう意味ない!と早起きを諦めるところだが、「朝起きる」という小さなステップを目標にして、早起きだけは続けた。
1ヶ月ぐらい続けていると、心情が変化し、早起きしないと気持ち悪く感じるようになってきた。
ここからは、「早起き」自体がつらくなくなってきたので、「30分を読書や勉強」することを目標として、3ヶ月ぐらい経過したタイミングで、「1時間の読書や勉強」と徐々に目標を高くしていった。
朝は、エネルギーがMAXに溜まっている状態なので、苦手だったランニングも始めることができた。
最初は、3km走るのがやっとだったが、今では、早朝に10kmを走れるようになり、月100km走るのがルーティンとなっている。目標だったフルマラソンも完走した。
周りからは、「意志が強い」「ストイック」と言われるが、自分では全くそんなことは思っていない。
目標を細かく分解して、自分が達成できる小さな目標を立てているだけ。
むしろ、意志が弱いから、達成できる目標しか立てていない。
目標を細分化して、小さな目標にすることで、早い段階で達成感を味わうことができる。
達成感を味わえるから継続することができて、少し高い目標を再設定する。
この繰り返し。
どんな高い目標も、短期間で達成はできない。
自分は凡人。特別な才能はないから、諦めている。
だから、小さい目標で達成感を得て、自分を騙しながら大きな目標に近付いていく。振り返った時には、自分が昇ってきた道が意外に険しかったことに気づくぐらいがちょうどいい。
この「目標細分化で達成感のリーズナブル獲得法」は習慣化する場面以外にも使うことができる。
企画書を作成する時にどうしてもやる気が出ないがある。
そんな時は、アジェンダだけ書いてみる。
そうすると、意外に気持ちがノッてきて、その後もスラスラかけたりする。
難しい本も、5ページでも読めたらOKとする。毎日読んだだけでも偉いと自分を褒めると、気持ちが乗った日は、50ページ ぐらい進むことがある。
どんなことも、いきなり欲張りな目標を目指さず、細かく分解する。小さい目標で達成感を得て、自分を騙しながら大きな目標に近付いていくのが凡人の戦略。
目標を細かく分解する
小さい目標で達成感を得て、自分を騙しながら大きな目標に近付いていくのが凡人の戦略
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