今回は、「こんまり」の愛称で世界的に有名な片付けコンサルタント、近藤麻理恵さんの名言に注目します。
彼女の提唱する「こんまりメソッド」は、単なる掃除や整理整頓の技術ではありません。
それは、「ときめき」を基準にモノを選び、自分の人生と向き合うための哲学です。
彼女の言葉は、部屋だけでなく、私たちの心と人生を整えるためのヒントに満ちています。
1:近藤麻理恵(こんまり) の紹介
近藤麻理恵さんは、日本の片付けコンサルタントです。
彼女が提唱する「こんまりメソッド(KonMari Method)」は、「ときめくモノだけを残す」という独自の基準に基づいています。
このメソッドは、世界中で翻訳された著書『人生がときめく片づけの魔法』によって、世界的なブームを巻き起こしました。
2015年には米『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出されるなど、片付けを通じて人々の生き方を変える影響力を持っています。
彼女は、片付けを単なる作業ではなく、人生をリセットするための重要なステップだと位置づけています。
2:名言
片付けは自分自身と向き合う行為です
近藤麻理恵(こんまり)
この言葉は、片付けの最も重要な側面を教えてくれます。
モノを選ぶという行為は、自分の過去の選択や、未来に何を望むかという自己の内面と向き合うことなのです。
片付けは、部屋をきれいにするだけでなく、自分自身を知るための手段です。
何を所有したいのかという問題は、実際には自分の人生をどのように生きたいのかという問題です
近藤麻理恵(こんまり)
私たちが残すモノ、手放すモノの基準は、そのまま人生の価値観を表しています。
「ときめくモノ」を選ぶことは、自分が心から望む生き方やライフスタイルを選ぶことにつながります。
モノの選択は、生き方の選択なのです。
何かを手放せない理由を深く掘り下げると、過去への執着と未来への恐れの2つしかありません
近藤麻理恵(こんまり)
モノを捨てられない主な原因を、心理的に分析した名言です。
過去の思い出に囚われたり、将来への不安から「いつか使うかも」とモノを取っておいたりすること。
これこそが、片付けが進まない根本的な理由だと教えてくれます。
”片付け”とは過去に片をつけること
近藤麻理恵(こんまり)
この名言は、片付けが持つ心の整理としての役割を端的に示しています。
不要なモノを手放すことは、過去の自分との区切りをつけることです。
そうすることで、私たちは心置きなく「今」と「未来」に集中できるようになります。
自分が本当に好きなモノの根っこは、時がたっても変わらない その根っこを見つけるのに片づけは大いに役立つ
近藤麻理恵(こんまり)
この言葉は、自分軸を見つけるための片付けの力を示しています。
何を残し、何を手放したかという選択の記録は、自分が本当に大切にしている価値観を明確にしてくれます。
片付けを通じて、ブレない自分の「好き」を知ることができるのです。
大事なのは、「どれを残すか、どれと一緒に生活を送っていくと自分の人生はときめくのか」、という感覚で選ぶこと
近藤麻理恵(こんまり)
こんまりメソッドの核心を表す言葉です。
捨てるモノに焦点を当てるのではなく、残すモノへの愛着や期待に注目すること。
このポジティブな基準が、片付けのモチベーションを保ち、理想の暮らしへと導きます。
自分の判断に自信が持てない人は、自分にも自信がない
近藤麻理恵(こんまり)
モノを「残すか捨てるか」という判断に迷うのは、自分の感覚を信じられていない証拠です。
片付けを通して、一つ一つ自分の意志で選択していく訓練をすること。
それが、やがて人生全般の判断力と自信につながると教えてくれます。
「捨てる」ことだけを考えて片づけをすると不幸になる。
片づけで選ぶべきなのは、「捨てるモノ」ではなくて「残すモノ」
近藤麻理恵(こんまり)
これも、「ときめき」基準の重要性を再確認する名言です。
ネガティブな感情(捨てる苦痛)ではなく、ポジティブな感情(残す喜び)を基準にすることで、片付けの行為が自己肯定感を高める経験になります。
片付けを始めた瞬間から、人生をリセットせざるを得なくなります。
その結果、あなたの人生は変わり始めます。
片付けは単なる道具であり、最終目的地ではありません。
本当の目標は、家を片付けたら、あなたが最も望むライフスタイルを確立することです。
近藤麻理恵(こんまり)
この言葉は、片付けの持つ変革の力を明確に示しています。
片付けは、部屋をきれいにする「手段」であり、理想の生き方を実現することが「目的」です。
片付けが完了した後の人生に、目を向けることが大切だと教えてくれます。
離れられない何かに出会ったら、人生におけるその本当の目的をよく考えてください。あなたが持っているものの多くが、すでにその役割を果たしていることに驚くことでしょう。
彼らの貢献を認め、感謝の気持ちを持って手放すことで、あなたは自分の所有するものや自分の人生を本当に整理することができるでしょう。
最終的には、あなたが本当に大切にしているものだけが残ります。自分にとって大切なものを本当に大切にするためには、目的を失ったものをまず捨てなければなりません
近藤麻理恵(こんまり)
どうしても手放せないモノがあった時は、そのモノが自分の人生で果たした役割を考えてみましょう。
役割を終えたことに感謝し、その貢献を認めてから手放すこと。
この儀式を通じて、私たちはモノへの執着から解放されることができます。
3:まとめ
近藤麻理恵さんの名言は、片付けという行為を通じて、私たちに人生の本質を問いかけます。
「ときめき」を基準にモノを選ぶことは、自分の人生の主導権を取り戻すことです。
過去への執着や未来への不安を手放し、本当に大切なモノだけが残る空間を作り出すこと。
それが、理想のライフスタイルを実現し、心豊かな毎日を送るための魔法なのです。
皆さんも「こんまりメソッド」で、自分の人生をときめかせてみませんか?
最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。
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